特集
【子育てコラム】子どもの姿勢と体幹
2024年4月22日
こんにちは!
子どもの体操や運動あそびの先生をしている、ごんちゃんこと黄金です。
4月になり、新しい環境にお疲れの方も多いかもしれませんね。
今回のテーマは、
最近、よく相談を受けるお子さんの姿勢です。
「座るときずっと片足を椅子に乗せているんです。」
「椅子に座り続けられないんです。」
「長時間猫背のままでゲームをしていて心配です…。」
![](https://pa-puru-mama.com/wp-content/uploads/2024/04/1-scaled.jpg)
この姿勢に大きく関わってくるのは、「体幹」
体幹とは、頭と手足を除いた胴体のことで、
姿勢を安定させるだけでなく、身体を動かす中心を担っています。
最後に、体幹を鍛える運動あそびも紹介しますので
ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも体幹が弱い子は、授業中座り続けるだけで大変。
それなのにノートまで書くなんて無理だよー!という状態です。
また、運動では体幹が安定することで、
体幹とつながる手足が動かしやすくなります。
例えば、かけっこ。
体幹という土台がグラグラで安定しないのに、
手や足を効率よく動かすことはできません。
つまり、スピードも落ちてしまいます。
ここまできくと、大変だ!
やはり「体幹」を鍛えないと!と焦りますよね。
でも、ずっと背筋をピンっと伸ばして、膝をくっつけて座るなんて正直無理です…。
ましてや携帯やゲームが普及している現代で、
そんなことを子どもに言ってもなかなか伝わりません。
私も無理です。
じゃあ、どうしたらいいのー!
ここから、実践編です。
(例)ご飯の時だけ、良い姿勢をするように意識する。
大人も一緒にしましょう!子どもは大人をよ~く見ています。
お子さんの頭頂部の髪の毛を天井に引っ張ってあげると「良い姿勢」の感覚をつかみやすいです。
![](https://pa-puru-mama.com/wp-content/uploads/2024/04/4-scaled.jpg)
「足が速くなりたい!」と言っている子には、「姿勢がよくなると足が速くなるよ」など、
その子の動機に合わせて伝えてあげることで、さらに姿勢を良くする意義を感じてくれます。
おすすめは、「手押し相撲」
両足立ちや片足立ち(ケンケン)、膝立ちとアレンジしてやってみましょう。
体幹の強化に重要なふんばる力や腹筋、お尻の筋肉などが自然と鍛えられるし、何より楽しいです。
![](https://pa-puru-mama.com/wp-content/uploads/2024/04/3-scaled.jpg)
この記事を書いている最中に、
夫は首から胸を痛めて病院へ行き、スマホ首と診断されていました…
私もその傾向にあるので、
大人も一緒に「良い姿勢」を目指して頑張りましょう^^
【コラム執筆者】
黄金理佐
小学校教諭を経て株式会社codomo「わんぱくキッズ体操教室」コーチに。
奈良市にて、少人数の体操&運動あそび教室「きゃんどるキッズ」主宰。
その他、個別の運動療育なども実施中。