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特集

【子育てコラム】誰だって補い合って生きていく。

2024年4月15日

こんにちは!
ミシンの先生のけんたろう先生です。

>>前回のコラムでは、「物を大切に」どう伝える?をテーマに
ついつい主従関係のようになって伝えることが難しいことをテーマにお話させていただきました。

さて、今回のテーマは
誰だって補い合って生きていく。

私が運営している子ども洋裁教室で起こった出来事です。
年齢は1学年違いでいつも2人仲良くレッスンを受けている生徒たち。
一人は洋裁歴4年のベテランさん。
もう一人は洋裁歴1年の初心者さん。

レッスンはレベルや曜日で分けていないので、
毎回さまざまな年齢やレベルの生徒が一緒にソーイングを楽しんでいます。
私はいつも生徒のレベルに関係なく、まずは自分で考えてやってみる。
それでダメなら先生に聞いてね。というスタンスで子ども達に接しています。

そんな中、レッスン中に何やら仲良し2人組が教材を見ながらコソコソ…コソコソ…
「ここはこれで合ってるかな?」
「うん!合ってる!こういう感じでやると縫いやすいよ」

こんな会話が聞こえてきました^^
レッスンで身につけた技術を自分だけのものとせず、
誰かのために使っている姿を見てとても嬉しくなりました。

4月になり、新生活が始まり生活のリズムもこれまでと変わっていく中で、
大人としてはついつい子どもに「もう〇年生なんだから、一人でできるようになりなさい!」
という言葉を使ってしまう場面もあるかと思います。
その言葉には大人なりに子どもに「自立してほしい」という気持ちの現れでもあると思います。

人間として「自立」は大切です。
でも、 一人でできること。それだけが全て自立に繋がる訳ではないと思います。
一人でできることは 「自力」
誰かと補い合って。認め合って。
お互いが自分の足で立っていられる関係性が「自立」に近いんじゃないかと
仲良し2人組の姿から学ぶことができました^^

いずれ一人で進んでいかないといけない場面もあるし、
いずれ誰かと補い合って進むこともたくさんあると思います。
その両方を大切にできる大人でありたいですね!

【コラム執筆者】
鎌田健太郎

洋服のお直し業を経て、2016年株式会社ヴァレイ(縫製工場)へ入社
社内事業として「子ども洋裁教室」を立ち上げ、2021年に事業を法人化
現在、全国に13教室240名の生徒が在籍
その他全国各地にてミシンワークショップを随時開催中

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