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【子育てコラム】子どもの運動能力は遺伝で決まる?
2024年5月27日
こんにちは!
子どもの体操や運動あそびの先生をしている、ごんちゃんこと黄金です。
今回も、最後におうちでできる運動あそびを紹介するので、 最後までぜひ読み進めてみてください。
さて今回のテーマは、
そもそも運動能力って遺伝じゃないの?というお話です。
「うちはパパママが運動神経が良くないから、子どもも悪いに違いない・・・。」
私も、恥ずかしながら昔はそう思っていました。
でも、安心してください!遺伝ではありません。
驚きませんか!?
(プロ選手を目指すとなると、少し話は変わってきますが、今回は一定レベルまでの運動能力についてお話しますね。)
【結論】
運動能力は、
できるだけ早い段階で、多様な動きを経験すること
によって、どんなお子さんでも格段に高まります。
スキャモンの発育・発達曲線はご存じですか?
(参考:スキャモンの発達・発育曲線)
ここから分かるように、運動能力に大きく影響する「神経系」は、
6歳頃に成人の80%、12歳頃までにほぼ100%形成されます。
さらに、「動作の習得」は8歳頃にピークをむかえます。
(宮下充正、他編:子どものスポーツ医学 1987-1988より作成)
つまり、この8歳頃までに、脳と神経を連動させ、身体に動きを記憶させることが重要です。
その中で、最近「小学生になってしまっている我が子・・・もう遅いですか?」というご相談を受けました。
いいえ!いつからでも始めるに越したことはありません。
今からでも、お子さんが身体を使って遊ぶ時間や運動する時間を増やしてみてください。
身体の土台ができることで、
「なわとび」や「跳び箱」、「球技」といった身体の協調が必要なより高度な運動をスムーズに行うことができるようになります。
さらに、身体は運動能力だけでなく、学習面や情緒面にも直結します。
しかし、本人が「やらされている感」があっては続きませんよね。
だからこそ、「遊び」のなかで運動をすることがおすすめです。
最後に1つ、おすすめの運動あそびを紹介します♪
タオルで綱引きです。
綱引きは、力を入れる感覚統合にもなりますし、
手足の協調力を高めたり、体軸を整えたりといった効果抜群の遊びです。
ぜひ親子でチャレンジしてみてくださいね。
【コラム執筆者】
黄金理佐
小学校教諭を経て株式会社codomo「わんぱくキッズ体操教室」コーチに。
奈良市にて、少人数の体操&運動あそび教室「きゃんどるキッズ」主宰。
その他、個別の運動療育なども実施中。
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