特集

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

2020年12月20日

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

食材に「陰」と「陽」があることを知っていますか。
重ねて蒸すだけで野菜を一度にたくさん取れる、東洋哲学の陰陽論を応用して作る料理を知って、美味しく身体に良い食生活を!
※本特集では換気、手指消毒など感染予防を施し取材しています。

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

《教えてくれたのは》
畑薬膳アカデミー代表
竹村享子さん

1953年生まれ。薬剤師、陰陽調和料理認定講師、野菜ソムリエプロ。
3人の子どもと孫が5人いる。子どものアトピー性皮膚炎や喘息で、食と身体の関係を知り、陰陽調和料理を習い始める。料理教室の「いんやん倶楽部」の立ち上げに関わる。その後、奈良にUターンをして、奈良を中心に大阪、京都で重ね煮や発酵食について教えている。

撮影協力
AYAレンタルスタジオ&キッチン
天理市中町79-2
TEL:0743-64-1777

 

陰陽調和料理の3つの考え方

「身土不二」
気候風土との調和

暮らしている土地のものを食べると良いとする考え方。

「食性」
ヒトの生理的条件をみる

穀物を食べる奥歯が20本、野菜や海藻を食べる前歯が8本、動物性のものを食べる切歯が4本という歯の形状と本数。

「一物全体食」
旬の野菜をまるごと使う

皮をむかない、アクをとらない。食材をまるごと全部使う。

 

陽:身体を温める

地中に向かっていくエネルギー(根菜、冬野菜に多い)
陽の食材:水分が少ない、固い、寒い季節や寒い場所で育つ
例:大根、玉ねぎ、人参、ごぼう、蓮根など

陰:身体を冷やす

太陽に向かっていくエネルギー(葉野菜、夏野菜に多い)
陰の食材:水分が多い、柔らかい、暑い季節や暑い場所で育つ
例:海藻、きのこ、茄子、トマト、青葉など

 

陰陽調和料理の利点

■おいしい
出汁を使わなくても野菜の旨みが生きる
■ヘルシー
砂糖、油はほとんど使わない

■スピーディー
野菜の陰陽の順番に切って重ねて煮るだけ(汁物、煮物、あえ物)
■エコロジー
水や火のエネルギーが少なくて済む、捨てる部分が少ない(ほとんどゴミが出ない)

 

陰陽調和料理を作るときのポイント

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

栄養のある皮はむかず、そのまま食べる。ごぼうも土を落とすだけ。人参も皮ごと食べよう。

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

キャベツや白菜は手でちぎってもOK。切るときは野菜の繊維にそって切ると崩れにくい。

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

水分の多い葉野菜(陰)から水分の少ない根野菜(陽)を重ねていく。肉類を入れる場合は一番上に。

 

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

玉ねぎなどは根っこが出るところにエネルギがーあるため、芯や茎も切り取らず使う。

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

味噌汁は出汁を入れず味噌を上にのせるだけでOK。野菜の旨味が引き立つ。

陰陽調和料理(野菜を生かしきる料理)を作ってみよう!

野菜を煮るときは、鍋に湯気が上がって、食材の香りが立つまで蓋を開けない。

 

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