【子育てコラム】自分の「ものさし」作り
2022年7月1日
こんにちは!
ミシンの先生のけんたろう先生です。
>> 前回のコラムでは「ミシンと紙を使ってオリジナルノートを作ろう!」という内容をご紹介させていただきました。
参考にしてチャレンジしたよ!というお声に出会えると嬉しいです。
今回のテーマは「自分のものさし作り」
私が運営している子ども洋裁教室でも、大切にしているテーマの1つです。
今やトレンドワードのような響きになりつつある「サスティナブル」「SDGs」「多様性」…
もちろんそのワードには明確なゴールや叶えたい未来があるからこそ、ここまで世界中で広がりを見せている価値観だと思います。
今回お伝えしたい「自分のものさし作り」はそれらの価値観の「種」の部分に関わるお話です。
家の使い古したタオルを母がミシンで雑巾に仕立てる。
その光景が私の中で新学期が迫っている合図の様な小学生時代を過ごしていました(^_^;)
(夏休みの宿題はギリギリまで溜め込むタイプ…)
でも今はわざわざミシンを準備して、家のタオルを探して、作業時間を作って…とするより百均にいけば数枚1束で販売されていますよね。
このようにモノの価値観が変化していく中で、変わらないでいてほしいと願うのが「自分の価値観」を持つことだと思います。
それにはやっぱり自分の手を動かして何かを「作る」ことがシンプルな答えです。
自分以外の誰かから贈られたり与えられるものも大切です。
それに加えてまずは自分で作ってみる。そうすればモノの見方が少しずつ広がっていくはずです。
「作る」には4つの創造があり、
①完成をイメージ
(出来上がりのイメージやその先の叶えたいイメージ)
②チャレンジ!
(失敗は付き物!くらいの気持ちでチャレンジや応援を!)
③完成◎
(ここまで来たら後は好きなように楽しむだけですね)
④その先∞
(自分で作ったものを自分のものさしで使う、贈る)
この4つの創造はものを「買う」だけでは得られにくく、最近の子どもたちも出会う機会が減ってきているのが現実です。
だからこそちょっと立ち止まって、便利の手前の「不便」を見つめ直してもおもしろいんじゃないかと思います。
ぜひお子さまと一緒に「自分のものさし作り」を!
今回はミシンや洋裁のお話が出てこない内容になってしまったので、次回の内容はミシン寄りを意識してお届けできたらと…^^;
【コラム執筆者】
鎌田健太郎
洋服のお直し業を経て、2016年株式会社ヴァレイ(縫製工場)へ入社
社内事業として「子ども洋裁教室」を立ち上げ、2021年に事業を法人化
現在、全国に10教室160名の生徒が在籍
その他全国各地にてミシンワークショップを随時開催中
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