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【子育てコラム】「それは悪いことだと教えるよりも・・」

2025年3月10日

「うそをついてはいけません」
「他人(ひと)のものを取ってはいけません」
「お友達をたたいたらダメ!」
子育てしていると、子どもに注意することってたくさんありますよね。

感情的に怒って言うのではなく、子どもにいけないことをいけないんだよと諭すように伝えることは、とっても大事なことですが、それでもやっぱり注意ばかりしたくないものです。

実はこんなときにも絵本が大活躍♪今回はこちらをご紹介します♪

『ちがうねん』

作:ジョン・クラッセン 訳:長谷川義史(クレヨンハウス)

大きなさかなが寝てる間に大きなさかなの帽子を黙って取った(盗った)小さなさかな。
自分にぴったりだからという理由。よっぽどその帽子を「欲しい!」って思ったんですね。
でもそれは悪いことだということもちゃんとわかっていて、
自分に言い聞かせるようにつぶやいています。
想像力が膨らむ終わり方で、小学校で読み聞かせすると毎回人気を博す絵本です。

「欲しい!と思っても、欲しいままに行動しちゃいけませんよ」と口で言って教えることはなかなか難しくありませんか?
でも絵本なら、そんなことするとどんな気持ちになるかをストーリーから感じるとることができます。
バツの悪さ、心のざわつき、罪悪感、不快感などをまるで本当に体験したかのように感じ取ることができるのが、右脳優位な子どもの特徴でもあります。
これは実際に自分が体験したのと同じ感覚・感情を味わうのですから、
叱って注意するよりもずっと心に残りやすくなります。

気まずさ、心のざわつき、モヤモヤ感などを言葉で表現して、そんな気持ちになりたくないでしょ?
と教えるのは難しいですが、絵本は絵とお話でそれを容易に感じ取ることができます。
そういった体験を絵本の中でできたら、いけないこと・ダメなこと・してほしくないことを毎回叱ったりいちいち注意しなくてもよくなるかもしれませんね。

絵本の世界に入っていくことができるのが幼い子どもです。
ぜひ絵本からたくさんの体験をさせてあげてください。
その疑似体験から得た豊かな感情・感覚は、思いやりや優しさや賢さを育みます。
さらに親子で幸福感も高まりますよ。
今日はどんな絵本を読みますか?
 

【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季

大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中

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