【子育てコラム】夢を見える化する魅力
2022年5月1日
こんにちは、アートコミュニティもりのいりぐち主宰の森野ゆかりです。
今コラムを書いているのは新緑のまぶしいゴールデンウィークですが、公開の季節は梅雨の足音が近づいている頃でしょうか。おうちで遊び時間を過ごす時間も増えていることと思います。
そんな時におうちでじっくりと親子で楽しむことのできる「ドリームマップ」をご紹介しようと思います。ドリームマップとは、雑誌やチラシから自分の「好き」や「気になる」を切りばりして作る道しるべのようなもので、友人の垣内みゆきさんから教えていただきました。それ以来、もりのいりぐちお母ちゃん部やその他活動でも年に一度は一緒に制作を続けています。
その時に出来上がったものを眺めるのも至福ですが、毎年の作品を見返すことで心境の変化を感じる事ができるので成長の記録としてもお勧めしています。
それでは実際の作り方をご紹介します。
【用意するもの】
・雑誌数冊
・大きめの画用紙
・はさみ
・のり
おこのみで、マスキングテープ、シール、折り紙、スタンプなど。
【作り方】
①雑誌から「好き」や「気になる」を集める
用意した雑誌をパラパラとめくり、気になった言葉や写真を切り抜いていきます。何冊かの雑誌を見ていると気持ちよく感じられる写真、自分のなかにスーッと入り込んでくるフレーズが不思議と見つかります。似たようなものでも、まったく異なる分野のものでも、とにかく今の自分に刺さるものを摘み取るように集めていきましょう。その時に雑誌を読み込むという横道にそれる事も楽しんでください。
ちなみに普段から雑誌をあまり買わない私は、ドリームマップのために古本屋で好きな分野の雑誌を適当に5~6冊買ったり、友人と一緒に作業することで雑誌をシェアしてネタを集めています。
②画用紙に貼る
切り取ったイメージを画用紙に仮置きしていきます。この時にゾーン分けをしていくとドリームマップに説得力が出てきます。例えば「今、未来」とか、「楽しい、ほしい」とか、「気持ちいい、行きたい」とかです。
写真や文字をゾーン分けしていくとざっくりと集めた状態からテーマが生まれ、あいまいだった「好き」の気持ちが形を作り始めていきます。私はこの段階がドリームマップの山場であると思っています。こんな事がしたかったのか、心地いいと感じるのかと実感するタイミングになるためです。
そして、仮置きした通りに貼り付けていきます。
③飾りや書き込み
飾りや書き込みは必ずしもしなくてもOKですが、お子さんの場合はこの作業がメインになるかもしれません。雑誌にはなかった自分の気持ちや、折り紙やマスキングテープを使ったマーキングもその時の心の動きの記録になります。好きな絵を書き込んだり、スタンプでペタペタ遊んだり。ひとつの作品を作り出すように仕上げてみてください。
④発表やふり返り
お子さんやお友達など、誰かと一緒に作った場合は発表しあうのも楽しみのひとつです。手を動かして目に見える形に作り上げただけでも満足感は十分ですが、言葉にしてみるとさらに作品が輝きだします。お子さんの場合は発表の練習にもなりますね。どんなところがポイントなのかを導いてあげてください。
道しるべとはいっても、難しいことは考えずに好きな写真をスクラップするようにしても十分成り立つドリームマップ。是非おうち遊びに取り入れてみてください。
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【コラム執筆者】
森野ゆかり
東京の広告代理店でデザイナーを経験。写真と似顔絵とデザインが現在の主な仕事。デジタルとアナログをいったりきたりしながら、2人の子どもとアートな暮らしを模索中。
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