【子育てコラム】子どもの自己主張は家族の成長
2022年5月1日
達磨寺
子育てとは千差万別であり、これが私の子育て論、最前線のお話しです。
これは私の人生の1ページ目と思って読んで下さいましたら嬉しいです。
私は1979年産まれの43歳。
妻、そして娘の3人での生活が始まったのは約12年前。
私たち夫婦は共働きで、両親のサポートが受けられない(近くに住んでいない)為、子どもは保育園に1歳から通い、延長保育で大体19時くらいまで保育園で過ごし、小学校に入ってもその保育園の児童クラブで同時間帯まで過ごしてくれていました。
そして小学校3年生のある時でした。
子どもからポツリ「児童クラブ行くの、あんまり楽しくない」。
これが初めての自己主張なのかは分かりませんでしたが、その時私は子どもの成長を感じました。
はっきりと自分の意思を示してくれたのです。
そこで私は思いました。
『児童クラブに行かせるのを止めよう』。
4年前、確かこのぐらいの時期、私は子育てへの意識が変わり始めたのを何となく覚えています。
しかしながら、そうは言っても急にこれまでの生活が変えられるはずもなく、児童クラブを止めさせる手だてもなく、子どもには何とか上手く誤魔化しながら、児童クラブに行ってもらおうと考えていました。
私はその頃、朝は10時から夜は24時過ぎまで、大阪にある飲食店の社員として働いていました。
妻もエッセンシャルワーカーとして責任のある仕事を任されおり、夫婦ともに仕事での拘束時間が長く、延長保育に頼らざるを得ない状況でした。
妻とは生活のリズムが違うものの、夫婦仲は概ね良好で、子どもも健やかに過ごせていたと思います。
そんな折、妻の方からも話が。
「働き方を変えたい」。
成程。妻も子どももここへ来て人生のいくつかある岐路に差し掛かったようです。
こうした事情は人生において繰り返し行われ、このように文字に起こした時、私たちは気づくのです。
子育てとは、家族として成長する記録であるという事。
子どもから感じたあの「自己主張」は私たち家族の新しい形を作ってくれる、大きなきっかけの言葉でした。
【コラム執筆者】 今井 匡
1979年 香川県で産まれ、10歳まで過ごし20歳まで広島県で過ごし、そして満を持して奈良県に上陸。身についた特技は特になく、カメレオンのように過ごし、雪丸茶屋の店主となる。
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