子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」

子育て情報も配信!奈良のタウン情報アプリ「ぱーぷる」

  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 App Store
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 Google play
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 instagram
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 Facebook

【子育てコラム】誰もふれたくない話題- しつけについて

2022年6月1日

子育てする上で分からないこと、困ることは沢山ありますが、その中でも僕が一番頭抱えるのは子どものしつけです。


同じく、どのように子どもにしつけをしたら良いのか分からない方は少なくないかと思いますが、その割にほぼこの話題は取り上げられません。

僕の子どもは現在2歳半と1歳で、二人ともとても愉快で冒険心が豊富です。上の女の子はちょうど「イヤイヤ期」の真っ最中で、下の男の子は自己主張が日に日に激しくなってきてます。

僕は決して答えを持ってる訳ではないですが、2人のしつけをする上で意識してること、気を付けていることに触れたいと思います。少しでもご参考になれば幸いです。

まず第一に意識してるのは、子どもの涙に負けないことです。


子どもが何か欲しい時に泣きわめいて、欲しいものを手に入れるまでやめないことがあります。ここで、その物をすぐに渡してあげると子どもは大体落ち着いてくれるので、子どもの涙に負けて欲しい物を与えてしまう方は少なくないでしょう。僕は極力与えないようにしてます。なぜなら、「泣いたら欲しい物を渡してもらえる」という考えを子どもに持ってほしくないからです。泣く代わりに「ちょうだい」や「please」などの単語を使ってもらうように教えてます。 また、「ちょうだい」と言ってくれても毎回欲しいものをあげる訳ではありません。ダメな時はダメと伝えて、納得してくれない時はどうしてダメか教えるようにしてます。それでも泣く時は少なくないですが、泣いてもできるだけ涙に負けないようにしてます。まぁ、これを貫き通せる時と上手くいかない時とどっちもありますけどね…。

二つ目に意識してることは、一つ目と同じぐらい難しいですが、名前を呼んだ時に無視されても、諦めずに注意することです。


子どもが普段から親を無視するようになると、どうしても危ない時に止めたり呼び寄せたりができなくなって、子どもの怪我に繋がる可能性があります。なので、名前を呼んでも無視される時は子どもの側まで行って、無視したらダメだよ!と声をかけます。

そのかわり、普段から子どもに注意することがなるべく多くないようにしてます。細かいところで毎回子どもにダメだよ!と声をかけて呼び寄せていたら子どもがしんどくなってきます。どうしても大事な時に声をかけて呼び寄せるので、その時にちゃんと反応して聞いてくれるようにしつけしてます。これもうまくいく時とそうでもない時とありますが、懲りずにやろうとしてます。

三つ目はしつけの形を統一させることです。


時には叱ったり、時には見て見ぬふりしたり、時にはお尻をぶったり、時には言葉だけで注意したりすると、子どもは混乱してしまいます。しつけを統一できると子どもはダメなことをしたらどうなるか理解できます。これも実行するのは決して簡単なことではないですが、大事なことです。

最後は個人的に一番大事だと思う心がけです。


それは、子どもを叱った後はできるだけ愛情表現をすることです。ハグしたり、大好きだよ!と声かけたりすることです。子どもがやってはいけないことをしても、それでも親は変わらず愛してるよ、と伝えてあげるのはとても大事なことです。子どもは見てもらいたいし、気付いてもらいたい。親の愛情をきっと欲しているでしょう。親の注目をあびるために悪いことをする場合もあります。なので、子どもに愛情表現を示すと、もしかしたら子どもの悪さの回数が減るかもしれません。そして、親子の関係もきっと良くなっていくでしょう。

僕もできていないところだらけで、どこまで何をすれば良いのか分からずに頭を打っていますが、上に挙げたことをできるだけ守ろうとしてます。できないことも少なくはないですが、少しずつ子どもは言うこと聞いてくれるようになり、少しずつ一緒に仲良く成長できています。ここに書かれてることは決して簡単なことではないですが、一つだけでも実行してみてはどうでしょうか?実行したての時はきっと大変でしょうけれど、習慣にできれば後々楽になるでしょう。

【コラム執筆者】
David Rohrer (ローラー デイビッド)

日本生まれ・育ちアメリカ人。国際教育でバイリンガル・バイカルチュラルに育つ。約10年間、英会話スクールやALT、国際学校や個人レッスンなどを通して教師として活動。只今はフリーランスでオンライン英会話レッスン、翻訳、子ども向けイベントを主催。

>> Instagram

前のコラム
>> 【子育てコラム】子どもの上手なしつけ方4つのポイント
次のコラム
>> 【子育てコラム】親子で楽しむ「カラフルノート」作り