【子育てコラム】マイナス思考を絵本で改善
2022年11月1日
こんにちは、EQ絵本講師®の冨永有季です。
子育て中に限らず、普段の生活の中で何かあるとつい悪い方へ考えてしまうことってありませんか?
そんなときは悪い方に意識を向けるのではなく、
『受け取り方を変えればよい』や、『言葉の解釈を変えるとよい』など、
マイナス思考改善のアドバイスを見たり聞いたりすることもあるかと思います。
でも口で言うのはとっても簡単。それが出来ていたら、悩んでなんかないですよね。
今日はさっそくこの絵本をご紹介します。
『さんねん峠 朝鮮のむかしばなし』
李錦玉・作
朴民宜・絵
(岩崎書店)
さんねん峠には昔から言い伝えがあって、
さんねん峠で転ぶと3年しか生きられないと。
さんねん峠で転んでしまったおじいさん。
ご飯も食べずに病気になってしまって・・
***
「さんねん峠で ころぶでないぞ
さんねん峠で ころんだならば
三年きりしか いきられぬ」
おじいさんはさんねん峠で転んでしまったことで、言い伝え通りに自分はあと3年しか生きられないと信じきってしまったのです。
言葉の解釈を変えてみたら、「3年【しか】生きられない」ではなく、「3年【も】生きられる」ってことだよね?と読みながら思った私でしたが、
いやいや、この絵本はもっと壮大な言葉の解釈でした。
↓
「一ぺんころべば三年で
十ぺんころべば三十年
百ぺんころべば三百年」
新しい思い込みをもつことができたおじいさん。病気もすっかり治っておばあさんと末永く幸せに暮らしました。
無意識に悪い方に受け取ってしまうのはごく自然なことで、人間なら当たり前なことでもあります。だから、
自分だけがマイナス思考なんだとか、
自分はネガティブ人間だとか、
自分ばっかり不運なんだとか、
そんな風に悩まなくてもいいんです!
絵本をたくさん読んでいると、不思議なくらい、いつのまにかネガティブ思考から外れている自分に気づくようになります。
↑
絵本マジックのひとつです♪
(それがなぜなのかは、『心が育つIQ絵本講座』でお伝えしております。講座内容・詳細は下記プロフィールのURLからご覧下さい。)
お子さんのためだけでなく、ご自分のためにも絵本をどうぞ。
☆余談ですが、今のこの季節この時期に読むのにぴったりな絵本です。
隣国、朝鮮半島にも日本と同じように四季があって、四季折々の情景をこの絵本から体感してみて下さい。
【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季
高校生2人の母。自宅保有絵本1,700冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中
>> EQ絵本講師®冨永有季LP
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