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【子育てコラム】女性の愛情曲線

2022年11月1日

大好きよ

平群町在住の赤松邦子です。使命感のあるおせっかいの子育て支援活動を始めて25年が過ぎました。
前回は10月より法制化された男性の育児休暇取得の心がまえについてお伝えしました。今回は、なぜ育休取得をしてでも子育てにあたる必要があるのかについてお話しします。

先ずは東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランスコンサルタント研究部長の渥美由喜(あつみなおき)氏による【女性の愛情曲線】のグラフを見てください。


女性の愛情の変遷

女性の主なライフステージごとの愛情の配分先の変遷を調査したものです。

結婚直後の愛情は当然のごとく夫に向けられています。ですが、妊娠期から出産直後は子どもへの愛情がグンと上昇しています。産む性としては自然なことだなのでしょう。それに反するようにその時期の夫への愛情は一気に下がっています。

しかし!今一度グラフをしっかり見てください。出産直後から見事に二極化していることがわかります。右肩上がりに回復するグループと、低空飛行のまま限りなくゼロに落ちていく低迷グループとに分かれています。この分岐の道標は何だったのでしょうか?

特に初めての子育てで不安が多い出産直後に、夫が家事育児に関わったり、夫婦で感情の共有をしたりしたことで、妻たちは〝夫婦で子育てした〞と感じます。出産直後に一旦急降下するものの夫への愛情は見事に回復しています。反対に夫が在宅していても〝ワンオペ育児〞と感じた妻たちの夫への愛情は低迷したままです。出産直後から乳幼児の期間を外すと、その後の愛情回復は困難であることを証言している熟年夫婦はたくさんいます。


家事も育児も家事も育児も

だからこそ私は、赤ちゃんが生まれて直ぐのパパやママにお節介支援講座をしています。取り返しの付かない大切な時期を逸しないこと、夫婦で共有する子育ての苦楽体験の重要性、気持ちを伝えるコミュニケーションの方法などを学んでいただいています。

ずっと将来、あのときはこうだった、ああだったね、と子育ての共通の想い出話ができる熟年夫婦はステキでしょうね。あのときあなたは何もしてくれなかったと後々まで、妻から恨み節を聞かされる夫も辛いものです。

以下のサイトでも女性の愛情曲線の解説をしています。

奈良県パパ産休プロジェクト>> 奈良県公式ホームページ

YouTube(約24分間)

<気づいたときが 変わりどき>ですよ。

【コラム執筆者】
赤松邦子

1959年生まれ 孫二人
NPO法人パパちから応援隊代表
奈良県こども子育て応援県民会議 会長
なら子育て応援団 団長
2010年 母子保健奨励賞
2019年 あしたの奈良 表彰
>>プロフィール:HISTORY

>>NPO法人パパちから応援隊HP

>> Instagram:@kuniko_akamatsu

>> Facebook

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