【子育てコラム】ツラくない絵本の読み聞かせ
2023年7月10日
“絵本の読み聞かせ”9割の親がツラいと回答・・というアンケート結果の記事を目にしました。
絵本の読み聞かせで得られるものはたくさんあって、中でも
・子どものIQ・EQ値が上がる(脳と心がぐんぐん伸びる)
・子どもの能力を引き出せる。
・親子のコミュニケーション・絆が深まる=至福の時間を共有できる
というのが代表的でこの3つだけでも絵本は子どもに良いものだと感じていただけるのではないでしょうか。
だからこそ、「読み聞かせしてあげてほしい!」と強く願っているのですが、実際には“良いものとわかっていてもできない”、“子どものためになる!とわかっていてもなかなか読めない”という現状で、「読み聞かせをしましょう」と言われると、できない自分に罪悪感やプレッシャーを感じ、ツラい気持ちになるのも無理ないことだと思います。
かつての私が、読み聞かせを6年間毎日欠かさず5冊以上続けてこられたのは、「絵本好きな人だから、完璧な母親だからできた」のではありません。むしろその反対で、そもそも私は続けることが大の苦手で面倒くさがり屋です。子育てに絵本という発想も当時はありませんでした。完璧主義的ではあったけど、だからこそできない自分が大嫌いでマイナス思考の塊でした。
そんな私がなぜ6年間毎日できたのかというと、初めのうちはかんしゃくのひどい子どもの将来を悲観して、続けなければかんしゃくが治らないという恐怖があったからなのですが、それはほんの初めの頃だけ。それ以上に読み聞かせすることで、『子どもが喜ぶ』『子どもが笑う』『こんなお母さんでごめんねから脱却できる』『私を必要としてくれる』『幸せを感じる』・・を体感したからできたのです。
そして、続けていくうちに気付きました。読み聞かせをすると、親自身の自己嫌悪や怒りや不安が減って、優しさや幸せ感で満たされて、心の状態も穏やかになることに。
自分を心から認め、自己肯定感を上げることができる絵本の読み聞かせ。本っ当に親にも子にも良い影響しかありません♪
とは言えはじめに戻りますが、わかっていてもできない状況の中で、追い打ちをかけるように読み聞かせ!読み聞かせ!と言われても・・
こんなときは、えほんみらいが推奨する絵本の読み聞かせメソッドを試してみて下さい♪
Ⅱ、声色を変えない
Ⅲ、読んだあと子どもを褒める
これだけで、本っ当に子どもが絵本に集中して、喜んで、笑顔を見せて、満足してくれます♪♪
1日1冊でも、5分でもOK♪決まった時間じゃなくても大丈夫!そして、できない日があっても自分に×しないで、読んであげようと思っている自分に○してあげて下さい。
【今日の絵本】
『ディアガールおんなのこたちへ』
文・エイミー・クラウス・ローゼンタール
パリス・ローゼンタール
絵・ホリー・ハタム
訳・高橋久美子(主婦の友社)
子どもにおしえてあげたい、言ってあげたい言葉が詰まっている絵本です。実は読んでいる親御さんも絵本からのエールを受けとれます♪『ディアボーイおとこのこたちへ』もあります。ぜひ読み聞かせしてあげてください。
【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季
大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中
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