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【子育てコラム】上でも下でもない「いい関係性」作り

2023年7月17日

無題ドキュメント

こんにちは!
ミシンの先生のけんたろう先生です。

>> 前回のコラムでは「変わらないものってなんですか?」をテーマに 日々変わって行くことではなく、変わらないもの(守っていく必要があること)について大人が子どもたちにできることを、私なりにご紹介させていただきました。

今回のテーマは
上でも下でもない「いい関係性」作り

つい最近のレッスンで起きた出来事です。

普段レッスンは少人数制で多くても生徒3人に対して先生は1人、場合によっては1対1でレッスンを行っています。

その日は、2年ほど通っている生徒と初めてのレッスンの生徒の2人という場面でした。

2人は小学6年生と5年生なので、年齢的にお互い打ち解けるには少し時間がかかるかな〜 と私は感じながらレッスンを進めていました。

案の定、先輩6年生は初めてレッスンに来た後輩5年生に少し戸惑っている様子… 後輩5年生は初めてのレッスンで少し緊張気味…

とは言いつつも、はじめましてでいきなり仲が良くなることの方が稀なのでいつも通りレッスンをスタートさせ道具の準備などを各々で進めていきました。

準備の一つに「ミシンの糸掛け」があり、自分で使うミシンの糸掛けは自分で行います。 ミシンの糸掛けは大人、子ども関係なくほとんど慣れなので、通っている子どもたちは自然とミシンの糸掛けは覚えていきます。

初レッスンの5年生の生徒はミシンは学校で少しやっているので、なんとなくは分かる…レベル

この時にふと、先輩6年生に「ミシンの糸掛けを一緒にやってみて」と伝えると、少しぎこちない様子ながら自分なりの説明方法、表現で5年生へ糸掛けを教えて見事にクリア。

しかも、それまで微妙な距離感だった2人がそれ以来すごく距離が近くなって、レッスンが終わる頃には「 ◯◯ちゃんて呼んでいい??」「いいよ!」そんな雰囲気で帰っていきました。

この時に感じた
上でも下でもない「いい関係性」

知っているからって知ったかぶりをしない。 分からないからといって殻に閉じこもらない。

もちろんこの2人にその意識があったからこそのことかもしれませんが、子どもたちにとって「いい関係性」を作るには「大人や先生があえて入らない」そんな方法も有効な手段の1つかと思います。

どちらが上とか下ではなく どうすればいい関係性が作れるか?

その答えは子どもたちの中に答えがある時もあるのではないでしょうか。

【コラム執筆者】
鎌田健太郎

洋服のお直し業を経て、2016年株式会社ヴァレイ(縫製工場)へ入社
社内事業として「子ども洋裁教室」を立ち上げ、2021年に事業を法人化
現在、全国に13教室220名の生徒が在籍
その他全国各地にてミシンワークショップを随時開催中

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