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【子育てコラム】長所と短所、どちらが気になりますか

2023年11月13日

『好奇心旺盛でなんでも興味を持つ子』と
『とても飽きっぽくて集中力が短くて注意力散漫な子』

もしお子さんが後者だと親としてとても心配ですよね?
私の長男はまさに後者で、幼稚園に入園するとき、ちゃんとじっとしていられるかずっと心配していました。

基本的に親は子どものことになると心配性なのだと思います。我が子を飽きっぽい・注意力散漫と思い込んでしまうと、そればっかり気にして「キョロキョロしちゃダメ!」「なんでちゃんとできないの!」と叱ってしまうことがあるかもしれませんね。

でも前者と後者、もう一度よく読んでみて下さい。
実は言い方を変えただけで、同じことだと思いませんか?

一見短所に見えることも、見方を変えると長所になるんです♪
「好奇心旺盛で何でも興味を持つ子」と思えば、「どうしたの?」「何見てるの?」「それが好きなんだね」とお子さんにかける言葉も変わってきます。
何よりも親御さんの子どもに対するマイナスの思い込みが消えて、お子さんの得意なことや好きなことを伸ばしてあげることができるかもしれません♪
その子の持つ能力を幼い頃から伸ばしてあげられる可能性大ですね♪

毎日一緒にいる時間の長いママやパパの言葉は脳が成長途中のお子さんに大きな影響を与えます。これはプラスの言葉だけでなくマイナスの言葉も。
『注意力散漫な子』としてみるか、『好奇心旺盛な子』として見ているのか、親がどう思って接してあげると良いのかは一目瞭然ですよね♪

今日は、幼い頃にイヤなことを言われてできた思い込みは、大きくなってもとれなくて心に深い傷を負ったままになることを感じさせてくれる絵本をご紹介します。



『どんぐりのき』
亀岡亜希子(PHP研究所)

若いどんぐりの木がはじめてつけたどんぐり。「おいしいはずだからたべてみて」とリスに声をかけたけど、そのリスが食べたのはまだ青くて固かったので、「まずい!」と言われてしまいました。それ以来どんぐりの木は自分のどんぐりはまずいと思い込み、実をつけず誰からも心を閉ざしてしまいます。

数年経って、そんなことは知らない別のリスがやってきて、この木のちょうどよい穴や場所が気に入り住み着きます。どんぐりの木は心を閉ざしたままでしたが、この住人といっしょにいるうちに固い心がどんどん柔らかくなっていきます。でも他のリスや動物たちから「まずいどんぐり」と歌われてとうとう重い口を開きます。「自分はどんぐりをつけない。他の木に行ってくれていい」と。そのことばにリスが言ったのは・・。

長所も短所も、ありのままの姿を受け入れてくれる存在と出会えたとき、ありのままの姿を認めてもらえたとき、どんぐりの木の堅い心が変化していきます。放つことばの大切さを感じさせてくれる私の大好きな絵本です。
ぜひ手に取って読んでみて下さい。

「だいすきだよ」「うまれてきてくれてありがとう」「そばにいるよ」「だいじょうぶ」
お子さんのありのままを受け入れることばを毎日たくさんシャワーのようにかけてあげて下さいね。

絵本の読み聞かせはこういったプラスの言葉のボキャブラリーを増やすことにも役立ちます♪
絵本が子どもの脳や心に与える影響力、親が楽に楽しく読める読み方等を『心が育つIQ絵本講座』でお伝えしております。詳細はプロフィールのURLをご覧下さい。

【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季

大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中

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