【子育てコラム】何度も何度も繰り返す
2024年8月19日
こんにちは!
ミシンの先生のけんたろう先生です。
前回のコラムでは、ものにも「いのち」ってあるんだよ。をテーマに
普段子どもに伝えたいと思っていても、なかなか上手く伝えられない、ものの価値観のお話を
ミシンワークショップでの気付きを交えてお話しをさせていただきました。
さて、今回のテーマは
何度も何度も繰り返す
子どもにこの言葉を当ててみると、なんとなく悪い意味?で捉える方が多いかもしれません。
実際に私もこの言葉を我が子に当ててみると…
日常でつい何度も怒ってしまっている。など、どうしても家族や親子の関係は「家庭」のシチュエーションが軸になるかと思います。
大人は仕事や家事・育児・子どもの送迎など。
子どもは学業に習い事など。
それぞれ家庭内外の環境で1日過ごして、その疲れを取ったり休む場所、家族との時間を過ごすために「家庭」があるのが本来の役割です。
今回のテーマ「何度も何度も繰り返す」はそんな家庭の”外”で起きていることについてのお話です。
私が運営している子どもソーイングスクールは、6歳の年長さんから本格的なミシンを使ってミシンや手縫いなどを学んでいくスタイルですが、
どんなにソーイングが得意な子でも、はじめから先生が何も言わずにできる子どもは一人もいません。
例えば、大人でもきちんとできる人が少ない、「ミシンの糸かけ」も2,3回で覚える子もいれば、10回で覚える子、30回で覚える子、年齢に関わらず様々です。
その中で一つだけ共通していることがあります。
それはとにかくできるまで「何度も何度も繰り返す」これだけです。
糸を決まった順番に通していく。 明確な答えはありますが、人によって覚え方や感覚はそれぞれなので覚える回数も違ってくるのは当然です。
大切なのは「できるまであきらめない」そうすればチャレンジした分だけ体が覚えているので、それが成長へと繋がっていくと私は思います。
例え話としてソーイングスクールを出しましたが、これは運動系や他の文化系の習い事でも同じことです。 1回のレッスンや練習で何かを習得するのは大人でも難しいことです。大切なのはそれを「何度も何度も繰り返す」こと。
子どもは子どもで家庭の外の見えないところで、そんな頑張りを毎日・毎回しているんだな。
そう思うと家庭でも、今よりちょっといい関係の時間も増えるかもしれませんね^^
【コラム執筆者】
鎌田健太郎
洋服のお直し業を経て、2016年株式会社ヴァレイ(縫製工場)へ入社
社内事業として「子ども洋裁教室」を立ち上げ、2021年に事業を法人化
株式会社ヴァレイソーイングジャムを設立
現在、全国に20教室300名の生徒が在籍
その他全国各地にてミシンワークショップを随時開催中
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