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【子育てコラム】ネガティブな感情は感じない方が良い?

2025年1月6日

喜怒哀楽。人間の感情は嬉しい、楽しい、面白い、ホッとする、ぽわ~んなどプラスの感情ばかりではもちろんありません。
かなしい、くやしい、こわい、はずかしい、つらいなどのマイナスの感情だって、立派な人間の感情です。

でも、我が子にはなるべくそんなマイナスの感情を味わって欲しくないと思うのが、
我々親の正直な気持ちなのかもしれません。
誰だって、子どもにつらい体験なんてさせたくないですものね。

つらい体験はともかくとして、ネガティブな感情は感じない方が良いと思いますか?

ネガティブな感情も立派な人間の感情です。
実はネガティブな感情にはポジティブな方向に向かう肯定的な目的があるんだそうです。

「悲しみ」は「優しさ」「愛」に
「怒り」は「自信」に
「恐怖」は「勇気」に
「後悔」は「叡智」に
 

と教わりました。確かにそうなのかもしれません。
  ネガティブな感情を感じるからこそ、相手の気持ちや立場を理解できるようになったり、包容力が身についたり、自分自身の人間力がアップするのです。

とはいえ、やっぱりネガティブな感情があふれ出てきたときは、早くその感情から抜け出したいものですよね。
私が教わったネガティブ脱出法は、難易度高いのでココでは簡単にお伝えしますね♪

まず、1)湧き出たネがティブな感情に蓋をしない=見ないふりをしない
2)その感情に寄り添う言葉をかけてあげる「つらかったね」「かなしいね」「くやしいね」など

子どもにはこんな風に寄り添う言葉をかけてあげるだけでも、気持ちが落ち着いてきます。
だいじょうぶだよと抱きしめてあげるとより一層、『自分は愛されている』という感情の基盤が強くなっていきます。
お子さんにはぜひ寄り添いの言葉をかけてあげてくださいね。

そして私たち親自身も、ネガティブな感情を感じたら、自分に寄り添いの言葉をかけてあげてください。
泣きたくなる、苦しくなる、落ち込む、・・子育てしているとそのような状態になることは1度や2度ではないと思います。こんな風に思っちゃいけない、感じちゃいけないと思えば思うほど、そのマイナスな気持ちは行き場を失って、自分の身体にたまっていきます。
泣いたって良いし、苦しさを吐露しても良い!ネガティブを感じたら、その状態や気持ちを無視したり否定したりせず、きちんと感じてください。感じきってください。
その方が早く元の自分に戻れます♪

今日の絵本はこちらです

『びんからだしてごらん』

作:デボラ・マルセロ 訳:なかがわちひろ (光村教育図書)

マイナスの気持ちに振り回されるのが嫌なルウェリンは、沸き起こる気持ちを瓶に入れて地下にしまい込んで、何も感じなくなるのですが・・
いろんな感情があることで人生はより豊かになることをおしえてくれる絵本です。
ありのままの自分を受け入れる大切さも絵本で感じ取ってみて下さい。

絵本で親子共々幸福感いっぱいになりますように
今日も素敵な一日をお過ごしください。

【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季

大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中

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