【子育てコラム】”運動が苦手な子”と運動をするポイント
2025年1月27日
こんにちは!
子どもの体操や運動あそびの先生をしている、ごんちゃんこと黄金です。
さて今回のテーマは、
「運動が苦手」な子と運動をするポイントについてです。
想像していただくと分かりそうで、意外と見落としがちなのですが・・・
「運動が好き」、「運動が得意」と思っている子どもと
「運動が好きではない」、「運動が苦手」と思っている子どもとでは、
運動の教え方は変わってきます!
もはや、後者の子どもの場合、「教える」というスタンスでは、
なかなか乗ってきてくれない子どもも多いのが現実です。
なぜなら、「どうせ自分にはできない」と自信がない子が多いから。
しかし、運動が好きではない、苦手だからといって、
全く運動をしない生活をしていると、
身体のあらゆるところが硬くなり、
「子どもなのに〇十肩…!?」のような現象が起こりかねません。
そうなると、姿勢に影響したり、集中力に影響したり…
けがをしやすくなったり、悪循環です。
だからこそ、運動が好きでないお子さんにも運動をしてほしい!と思いますよね。
では、どうしましょう。
今回は、おすすめの方法を2つ紹介します!
①とにかく驚く!
子どもたちは、大好きな人に見てもらえていることが何より嬉しいです!
でも、「褒める」のは、実は難易度が高い…
だから、まずオススメなのは、「驚く」ことです。
「えー!」「わー!」「おー!」など^^
うちの教室でも、子どもたちが親御さんから驚きの声を聞くと、誇らしげな表情になります♪
できたことを褒められているわけでもありません。
ただ子どもたちには、「あなたがやっていたことを見ていたよ!」という事実が、ストレートに前向きに伝わります。

驚くほどのことでないと感じても、是非驚いたような反応をたくさんしてみてください🌟
②絶対にできることから始める!
最初の一歩が肝心です。
どれだけ「簡単すぎる」ことでもいいので、絶対にできる課題を出しましょう。
例えば、「そろそろ鉄棒をしてほしいな」という場合。
【鉄棒をくぐる】
これ、理解ができるお子さんであれば、誰でもできます。

この絶対にできるものが「できた!」時にも、「わー!」(驚きですね)
そこから、「鉄棒にタッチできる?」とか、「鉄棒を何秒ぎゅーって握れるかな?」、「え?もしかして鉄棒にぶら下がれるんじゃない?」などなど。
不安そうな表情が見られた場合は、大人が先にやって失敗してみる。
「え、これどうやってやるんだろう?」と失敗できる安心感や、
「それなら私が教えてあげるよ!」と子どもが言いたくなる仕掛けを作ってあげることがオススメです!
そして、ひとつチャレンジするたびに、「おーっ!」ですね♪
うちの子、運動があまり好きそうではないなという親御様は、
是非この2つを、時々でも思い出して試してみてください!
【コラム執筆者】
黄金理佐
小学校教諭を経て株式会社codomo「わんぱくキッズ体操教室」コーチに。
奈良市にて、少人数の体操&運動あそび教室「きゃんどるキッズ」主宰。
その他、個別の運動療育なども実施中。