【子育てコラム】こどもアート、撮影の工夫
2022年4月1日
こんにちは、アートコミュニティもりのいりぐち主宰の森野ゆかりです。
前回はこどもさんの作品のあつかいについてお話をしました。今回は作品を写真で残す場合のポイントをご紹介します。
①撮影するときの工夫
作品を写真で残すときには撮影するその時の工夫がとっても大事。
1)アングルの工夫
2)こどもを入れるか入れないか
3)背景を気にする
たくさん並べたものを上から撮影するよりも、点数をしぼって横からのアングルにすると迫力が出るだけではなく、床の映り込みがなくなるため見栄えがよくなります。また、SNSにアップすることを考えるとプライバシー保護の観点から、おこさんの顔はトリミング(切り取り)した方がよい場合もあります。そのため、おこさんの顔ありと顔なしの二つのパターンをおさえておきましょう。
さらに、これが一番重要なのですが、背景はシンプルにごちゃつきがないようにすると作品がぐっと引き立ちます。いくつかの作品がまとまってきたら、白い紙の上に数点ならべて一緒に撮影するのもおススメです。
②撮影したあとの工夫
撮影するときには気が付かなかったけど後から見返した時に作品がもっときれいに見えたらよいのに。。。と思うこともあります。そんな時にはスマホなどのアプリでこちらの操作をしてみましょう。
1)回転とトリミング(切り取り)
2)明るさの調整
こどもと対面したアングルから撮影した写真。机の上の道具や関係のない水筒、家具の映り込みが邪魔なので写真を回転させて、いらない部分は切り取ります。
また、とりっぱなしの写真は暗いものが多いです。撮影した後に画像補正の機能を使って明るく補正するとぐっとよくなります。この二つの作業は私自身もいつもかかさないようにしています。
※方法についてはそれぞれの機種やアプリでご確認ください。
③場所もおもいで
ここからは撮影のテクニックというより記録としての工夫になります。制作の場所はおうちの中だけとは限りません。園やちょっとしたお出かけ先などでもふいに作品を見せてくれることがあります。そんな時には作品だけではなくそのときの雰囲気も残るようにするとおもいでが鮮やかによみがえります。絵だけではなく、花びらや紅葉した葉っぱをならべたり、石を詰んでみたり。そんな様子も立派な作品です。
④使った道具も要素のひとつに
作品だけでなく何を使って描いたのかも残すと面白いです。色とりどりのお絵かき道具はフォトジェニックですし、道具の好みもふりかえることができます。
⑤作業の流れも残してみる
もしも余裕があれば製作途中ものこしておくのもおススメです。じつは今回のテーマを記事にするにあたり写真フォルダを見返してみたら、出来上がりよりもこちらのほうが多いくらいでした。こどもの手元、真剣な表情がみられる作業中が、親にとっては一番の宝物なのかもしれません。
今しかつくることのできない一瞬の日常をぜひ、宝物として残してみてください。
【もりのいりぐちで羽休め】
活動日:主に第2・第4木曜日の10:00~12:00
対象:学校に行きにくさを感じている小中学生とその保護者
料金:1人2,000円
(ご家族2人3,000円)
会場:アーティスト・イン・レジデンス
『SPACE DEPARTMENT』
奈良市平松1丁目27-12
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(近鉄尼ヶ辻駅徒歩10分)
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【コラム執筆者】
森野ゆかり
東京の広告代理店でデザイナーを経験。写真と似顔絵とデザインが現在の主な仕事。デジタルとアナログをいったりきたりしながら、2人の子どもとアートな暮らしを模索中。
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