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【子育てコラム】運動あそびとからだ

2022年4月1日

いわゆる「体操の先生」のたっちゃんです。1歳8か月の息子と妻の3人で暮らしています。息子が4月から保育園に入園するのですが、先日の入園のオリエンテーションでは息子が走り回り、テーブルの上に立って拍手したり、初対面のお友達がゆっくり頑張って作った積み木を無慈悲に破壊して私が平謝りしたりと、大変肝を冷やしました(汗)。社会性を身に着けるのはまだまだ先のようです...

なぜそんな狭い所を

そんな息子が最近ハマっている事が、花壇の縁石のような狭かったり、不安定なところに立ったり、歩いたりすること。すぐ降りるのですが(笑)。あー私も子どもの頃はそうだったなと。溝の中など地面が近くて面白かったなぁと。保護者の手が100%届く範囲であれば基本大丈夫でしょう。

姿勢が悪い子にはどうしたらいいですか?

仕事柄園に指導に行きます。そこでタイトルのような質問をよく頂きます。その答えの1つは上記です。つまり「安全に不安定な所で遊ばせてあげること」。園によくある遊具でいうと、タイヤ、ジャングルジム、平均台などです。とにかく子どもが不安定になりやすいもの。何とか体勢を整えようとするので、姿勢を調整する筋力が育ち、結果姿勢がよくなり、体幹つくりにつながります。
姿勢が悪いと体幹が安定せず、それゆえ手足を上手に使うことが難しくなります。土台である体幹が安定しないので、そこついている手足をうまく使うことができない、という理屈です。子どもの事を思って安全に育てようとしすぎると、かえって子どもの成長を阻害してしまうということですね。次のような遊びはいかがでしょうか?

家庭でもできるあそび

【姿勢編】



乳幼児向け。大人が長座の姿勢になり、その上にお子様を立たせ、バランスを取らせてあげて下さい。もちろんまだ小さい子には、バランスを崩した時にいつでも大人がサポートできるようにする事が大切です。5歳児くらいであれば、大人が長座姿勢から膝を立てて脚を少し広げ、その膝の上に立たせてバランスを取ることができるかも。大人が四つん這いになり、その背中の上にお子様が立つのも面白いですが、お子様の身体能力を勘案し、安全にできる環境で行って下さいね。



幼児小学生向け。片足立ちで靴の脱ぎ履き。是非チャレンジしてほしいです。片足を上げた姿勢を保持しながら、靴を脱ぐ。靴の入り口の形状を手の触覚から感じ取り、それに合わせて体勢を変えて足を入れる。実は結構マルチタスクで難しいです。得意な方と苦手な方があると思います。

むきにならず、おうちの方も子どもも楽しくさせてあげるのが一番のポイントですよー。

【コラム執筆者】
西本達郎

株式会社codomo 代表取締役。わんぱくキッズ体操教室 代表。
文学部→自動車関連企業(営業)→中高一貫校の先生(英語)→体操の先生。
子どもの未来を広げる活動実施中。

>> HP:わんぱくキッズ体操教室

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