【子育てコラム】使命感ある おせっかいをするのは
2022年4月1日
七転八起
転んだからこそ社会還元したい
平群町在住の赤松邦子です。
私は1980代に私立幼稚園教諭を経て結婚・子育てを始めました。幼児教育における音楽や絵画やリトミックなどの得意分野を持つ私は自身の子育てでは大いに役立ちました。しかし親としての我が子への対応の仕方、夫とのパートナーシップの在り方、セルフカウンセリングの稚拙さから、ずっと苦悩していた子育てでした。その苦悩はどこから来るのか学び始めた頃、政府のエンジェルプランによって社会全体で子育てをしていく方針が出され、どこの自治体も「子育て支援」事業計画に尽力しました。
1996年、在住する平群町で子育て支援ボランティアを志願し、担当保健師に恵まれ、奈良県でもいち早く官民協働の子育て事業をたくさん展開しました。他人の子育て支援をしたいと言いつつ自分自身のケアをしていることに気づきました。
親子の現場で活動しながら、先駆的モデル事業として講演活動や奈良県の子育て計画策定委員に就き、「なら子育て応援団長」を拝命、現在は「奈良県こども子育て応援県民会議」の会長もお引き受けすることになりました。
活動当初はいわゆる専業主婦の母子を対象にしていましたが、10年以上経った2009年頃には女性も働きながら結婚・子育てをするのが主流になりました。つまり共稼ぎ夫婦です。そこで父親の子育て支援にも取り組み、2014年には「NPO法人パパちから応援隊」を設立して、現在は夫婦・子育て・家族関係の丸ごと支援事業をしています。
2016年と2021年生まれの孫と
さて、教育研究者でも子育て上手な母親でもなかった私がこれから始まる当コラムで何を偉そうに語るのか?いえ、子育て中に知識を持っていたなら、娘たちにもっと笑顔が増えていただろうという後悔・懺悔行脚のコラムになります。気づいたときが変わりどき。子どもへ対応のノウハウだけでなく、自分の気持ちや子育て観を探ることを日常にしていけるヒントをお伝えしていきます。支援者目線ではなく親と子ども目線で<使命感のあるおせっかい>をさせていただきます。
【コラム執筆者】
赤松邦子
1959年生まれ 孫二人
NPO法人パパちから応援隊代表
奈良県こども子育て応援県民会議 会長
なら子育て応援団 団長
2010年 母子保健奨励賞
2019年 あしたの奈良 表彰
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