【子育てコラム】子どももできる!ドリップ出汁
2022年5月1日
子どもの離乳食をきっかけに出汁をとる生活に
はじめまして。奈良県天理市で、お出汁の味をお届けしたくて、お出汁クッキーを焼いています。菓子工房「癒の菓」代表のお出汁パティシエの松川志乃です。今月より、「親子で楽しむクッキング」をテーマに、おとどけさせていただきます。よろしくお願いいたします。
我が家では、子育ての離乳食をきっかけに、鰹と昆布などを使って、出汁をとるようになりました。それまでは顆粒出汁や出汁パックを使っていたのですが、添加物がはいっているものもあり、離乳食では使えないことを知ったからです。それからは、子どもに純粋な出汁の味を味わて欲しい、そんな思いで、出汁をとり続けています。
続けてきて思うのは、美味しい出汁のとりかたこそありますが、こだわりすぎなくて良い!ということ。今回は、お手軽に出汁を楽しめる方法をご紹介します。
ドリッパーとフィルターで手軽にはじめられる出汁生活
【用意するもの】
鰹節(削り節、粉末状のもの) 5g
熱湯(80~90度) 150~180cc
コーヒーのドリッパーとフィルター
ドリッパーにフィルターをセットして、鰹節を入れ、コーヒーをドリップするように、熱湯を注いで、出汁をとります。ドリップした出汁は、まずはそのままで味わってください。お好みで、塩や醤油で風味をつけると、美味しさが一段と引き立ちます。塩昆布や梅干しをいれるのも美味しいです。出し殻の鰹節は、良質な栄養素を含むので、醬油を垂らして、お召し上がりください。
【鰹出汁のいいところ】
・食欲抑制効果
・新陳代謝を活性化
・味覚を正常化
・幸せホルモン生成&イライラ防止
鰹出汁には、食事からとるべき必須アミノ酸が豊富に含まれています。中でも「ヒスチジン」は高い食欲抑制効果があることで知られています。「トリプトファン」は、幸せホルモン「セロトニン」をつくり、イライラ防止に役立ちます。また、細胞の新陳代謝に欠かせない亜鉛を含み、味を感じる味蕾(みらい)の新陳代謝が促進されることで、味覚が正常化されます。子どものうちに、出汁が美味しいという味覚を育ててあげることは、将来の健康に大きく影響します。
ドリップ出汁は、卓上でもできるので、小さなお子様にも体験していただけます。
親子で出汁とり生活はじめてみませんか??
【コラム執筆者】
松川 志乃
2017年「癒の菓」開業より、お出汁クッキーはじめ、素材にこだわったグラノーラ、甘酒チーズケーキ糖の販売。委託販売先:天理コフフンショップ、珈琲工場(木津川市)
>> 通販サイト: 菓子工房 癒の菓
>> HP:お出汁でつくるお菓子 – 菓子工房 癒の菓
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