子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」

子育て情報も配信!奈良のタウン情報アプリ「ぱーぷる」

  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 App Store
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 Google play
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 instagram
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 Facebook

【子育てコラム】子どもが喜ぶ味噌玉つくり

2022年7月1日

お味噌汁のある生活


奈良県天理市で、お出汁の味をお届けしたくて、お出汁クッキーを焼いています。菓子工房「癒の菓」代表のお出汁パティシエの松川志乃です。「親子で楽しむクッキング」をテーマに、お届けしています。6月は、>> 「子どもと一緒におにぎらずを作ろう!~出し殻鰹節のマヨネーズ和え~」をご紹介させていただきました。出し殻の鰹節も食べてみよう!そんな風に思っていただけましたら幸いです。

さて、そもそも「出汁をとらないのよ…」というかたも、多くいらっしゃるかもしれません。かつての私のように、出汁をとるのが面倒に思っていらっしゃるかたも、めずらしくないでしょうし、花かつをを常備しているかたは、どのくらいいらっしゃるのでしょうか。

私が今のように出汁とり生活する前は、顆粒出汁でお味噌汁を作っていました。お湯にさっと入れるだけでいいのですから、手軽で便利です。でも、あるとき花かつをで出汁をとってお味噌汁を作ったら、当然なのですが、美味しさが違うのです!花かつをの出汁のきいたお味噌汁は、美味しさだけでなく、さっと体に染み渡る感覚があります。何より、素材を自分で選んで出汁をとって作るお味噌汁は、添加物や化学調味料を使わずして作れるので安心です。



無添加で品質の良い素材だけの出汁パックなどもありますが、わりとお値段も高め。自分でとる出汁のほうがお財布に優しいですし、味噌汁(4人前程度)の出汁とりに使う花かつをの量は、ひとつかみ、ふたつかみ程度と、そんなにたっぷり使わなくてもいいものです。1リットル程度のお湯にさっと放つだけで出汁はとれます。

花かつを(動物性)のうまみ成分は、「イノシン酸」といいますが、植物性のうまみ成分、「グルタミン酸」とかけあわせると、より美味しい出汁となります。鰹出汁に、昆布、きのこ類、野菜などを加えて煮出してから、仕上げにお味噌をといてみてください。旨味の相乗効果も得られて、素材の美味しさがひきたつお味噌汁のできあがり。意外に簡単そう!花かつををちょっと使ってみようかな~と思ってくださったら嬉しいです。

※開封した花かつをは、袋内の空気を抜いて、冷凍保存がおすすめです☆

出汁への嗜好を育む


素材だけでとる出汁ならば、離乳食のお子様から年配の方まで安心して味わえます。特に、幼少期から出汁を始めることはとても大切で、健康面においても重要な役割があります。なぜなら、出汁は学習して好きになっていくものだからです。特に、離乳食期から大人の食事をする前までの準備期間が重要で、幼いころに味わっていると、懐かしい香り、心地よい香りとして記憶されます。中高生になり、ファーストフードなどジャンキーなものを好きになったとしても、大人になったときに、健康的な食事をしたいと思った時には、自然と和食へもどることができます。

出汁好きへの一歩は、出汁の美味しさを知ることから。出汁を毎日とり続けることにこだわることよりも、年に数回でもいいから、「本物の出汁」の美味しさを体験させてあげることが大切です。日本の伝統的な食文化である出汁を、ぜひ、子どもたちに伝えていきたいと思います。

出汁を楽しむきっかけつくり


癒の菓では、これまでに「出汁」をテーマに親子料理教室を開催してきました。出汁をとって、お味噌汁を作ったり、出し殻を調理したり、手打ちうどん教室では、手作りめんつゆを添えて、出汁の美味しさを伝えてきました。教室のあとのご感想では、「自宅で出汁をとってお味噌汁を作ったら、家族の反応が変わった!」と、喜びの声をいただくことが多くありました。本物の出汁を味わう、まさにその体験が、記憶に残るのだなという実感でした。

味噌玉つくり


※写真の味噌玉には当店の「お出汁グラノーラ」を入れております。
※「お出汁グラノーラ」は、ご予約販売とさせていただいております。
また、通販サイトのご利用も承っております。
商品詳細は、ホームページをご覧ください。
お気軽にお問合せ下さいませ。

【用意するもの】味噌玉 1玉分

味噌 大さじ1程度
   ※使用するお味噌の塩分濃度で加減する。
お好みの具
 乾燥わかめ、乾燥麩、乾燥あられ、
 とろろ昆布、乾燥しいたけ、すりごま、
 乾燥ねぎ、桜エビ、鰹節、青のりなど



① ボウルに味噌を入れる。
② お好みの具を合わせて混ぜる。
③ 両手でくるくると丸める。
④ 丸めた味噌をサランラップで包む。

※食べるときは、お椀に、味噌玉をいれ、熱湯150~180ccを注ぎ、よく混ぜてからいただく。





※1玉づつ作るのが手間な時は、作りたい玉数分の材料をあらかじめ一度に混ぜ合わせ、等分して丸めることもできます。

【コラム執筆者】
松川 志乃

2017年開業より、お出汁クッキーはじめ、素材にこだわった焼菓子、甘酒チーズケーキ等の販売。料理教室主宰。委託販売先:天理コフフンショップ、珈琲工場(木津川市)

>> 通販サイト: 菓子工房 癒の菓

>> HP:お出汁でつくるお菓子 – 菓子工房 癒の菓

>> Facebook:@kashiyunoka

>> Instagram:@kashi_yunoka

>> 【お問合せ・ご注文先】公式LINE@

前のコラム
>> 【子育てコラム】子育ては「大人がやる」
次のコラム
>> 【子育てコラム】マイナス感情の元を絵本で解消