【子育てコラム】子どもが本当に欲しいもの
2022年8月1日
こんにちは、EQ絵本講師®の冨永有季です。
「あれ買って!」「これほしい!」
お菓子売り場やおもちゃ売り場で駄々をこねている子どもを見かけることがあります。
子どもの成長は嬉しいけれど、何でもかんでも欲しがられると、親としても困ってしまいますよね。
『甘やかす』と『甘えさせる』の違いをご存じですか?
子どもが欲しがるものを何でも与えることは『甘やかす』ことで、本人が望むからといってゲームやスマホ、動画視聴ばかりさせることも『甘やかし』になります。他にも、もう自分でできるのに心配だからと先に親がやってあげることも『甘やかし』になります。
大辞林では『甘やかす』とは、〈(子どもなどを)きびしくしつけないでわがままな行動を許す。〉とありました。
一方で『甘えさせる』というのは、子どもの気持ちの面の要望にすぐに応えてあげることです。
ハグしてあげたり、大好きよと伝えたり、お子さんの話をよく聞いてあげたり、その話を否定せず、うんうん。と受け入れてあげたり、気持ちに寄り添ってあげることです。
そうすることで子どもは「自分は大丈夫!」「愛されている!」が潜在意識(無意識)に入っていきます。
これが自己肯定感の高さにもつながっていきます。
実は絵本の読み聞かせは、お子さんに存分に『甘えさせて』あげることができる時間なのです。1日10分でいい。5分でもいい。お子さんと親御さん双方の至福の時間を重ねていってください。
本当に欲しいものに気付かせてくれる絵本を1冊ご紹介します。
『なまえのないねこ』
【小峰書店】
竹下文子・文 町田尚子・絵
(名前のない野良ねこが「ほんとうに欲しかったもの」とは? 登場するねこたちや、主人公のねこの気持ち、淋しさや侘しさ、嬉しさを感じ取ることができる絵本です)
子どもが本当に欲しいものは、お金や物質的なものではなく、親からの愛情です。
【愛】を表現できる“絵本の読み聞かせ”を、ご家庭で是非してあげて下さい。
絵本の読み聞かせが、毎日楽に楽しみながらできる読み方を『心が育つIQ絵本講座』でお伝えしております。詳しくは下記プロフィールのURLをご覧下さい。
【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季
高校生2人の母。自宅保有絵本1,700冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中
>> EQ絵本講師®冨永有季LP
>> (財)絵本未来創造機構HP
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