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【子育てコラム】父親(パパ)たちを応援します

2022年8月1日

たかいたかいの効果はね・・・

母親支援から父親支援へ

1996年、政府の「エンジェルプラン」に基き、自治体の方針や制度が手厚くなっているのにも関わらず、母親の子育て不安感や負担感、虐待件数も一向に減りません。母親の子育て支援活動を始めて10年が過ぎた頃、私はたくさんの母親の話を聴いてきたけれど、父親の姿は母親の背後にあってぼやけて見えないことに気づきました。

やっと会えたね パパだよ

父親支援が母親の安定に

母親にとって一番頼りたい父親の、子育て関与が無い人ほどストレスを強く感じる傾向があることもわかりました。その頃の父親は「家事も子育ても分かち合って一緒に」という意識は備わりつつある頃でした。しかしながら赤ちゃんを見るのも触るのも初めて、あやし方もわからないというのが実状です。夫婦で子育てする意識を後押しし、自信を持っていただくために直接父親と会って赤ちゃんの発達のあった遊び方とその効果をお伝えしようと企画したのが2008年頃。我が子を相手に実習しながら学ぶ体験型、参加型セミナーです。それだけでは無く、産後のママのイライラの原因や対応のコツを、パパたちのお困り事例を交換しながら、解説し応援していきます。

母親だから育児が得意、父親は苦手なものということは決してありません。赤ちゃんと積極的に関わることで得られる父親としての自覚は、母親にとっては気持ちの安定につながります。ひいては夫婦の安定、子どもの育ちの安定につながります。

パパと子どもの二人だけの時間を持つのがコツ

新たな課題

そんな成果を感じつつ続けてきたセミナーですが、近頃気になってきたことがあります。パパは仕事で遅く帰宅しても家庭では家事や育児をこなし、妻のご機嫌を気にしては自分の時間も取れない・・と心身疲弊している現状です。2010年に「イクメン」が流行語として華々しく入賞したのものの、近頃では「イクメンブルー」という言葉も出てきたようです。

その解消になる仕事と家庭のワークライフバランスは、もちろん企業の理解が要ります。そして家庭での夫婦のコミュニケーション力も必要です。育児も家事もコツを先につかんだママはつい、自分のやり方を押し通して夫にダメ出ししてしまい、やる気を摘んでしまっていることも多々あります。

安全に遊べばこんなことだって

お手伝い、サブ役割からの脱却

父親の子育てについては、妻の指示通りの家事や育児をする「お手伝い」の立場から脱し、夫として、父親として妻や子どもとの共感・共有時間を増やすために、また男性の人生を豊かにする大切な体験としての捉えていただければ嬉しいです。
次回は家庭の中のダイバシティについてお伝えしますね。
<気づいたときが 変わりどき>ですよ。

【コラム執筆者】
赤松邦子

1959年生まれ 孫二人
NPO法人パパちから応援隊代表
奈良県こども子育て応援県民会議 会長
なら子育て応援団 団長
2010年 母子保健奨励賞
2019年 あしたの奈良 表彰

>>プロフィール:HISTORY

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