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【子育てコラム】家庭のダイバーシティー

2022年9月1日

あっ! 今日はパパだ

平群町在住の赤松邦子です。
使命感のあるおせっかいで子育て支援活動を始めて25年が過ぎました。

「ダイバーシティー」ってよく耳にしますね。一言で訳すと「多様性」、「相違点」、「多種多様性」でしょうか。子どもには多様な体験を活かして自立してほしいと願う親は多くいると思います。そのためには我が子の“子育ち環境”はどのようにあればよいでしょうか。

おうちの中が「ママ王国」になっていませんか

さて現実の日常を振り返れば母親の都合良いように、やりやすいように子どもや夫に指示し、そうなるように仕向けてしまうことはありませんか?そのことに皆が慣れてしまい母親の価値観・ルールだけで家庭生活が回っていくと、どんな心配が出てくるでしょうか?父親が妻から言われたとおり妻のやり方で家育・育児を担っていたら、確かに夫婦間でのもめ事は減って平和であるかもしれません。しかし、妻のコピーと化して家庭に母親が二人いるような環境はどうでしょうか?もう少し先の子どもの成長を見通していただきたいのです。

あれ? ちがうね

家庭の中から「ダイバーシティー」

子どもにとって最も身近な最初の「ダイバーシティー」を体験させるのは家庭の中です。家庭の中での父母の小さな違いといえば、こんなことでしょうか。
・洗濯機を回すのは朝か夜か
・靴下を干すときは履き口が上か下か
・ベッドやソファーでは跳ねて遊んでいいか
・子どものきょうだい喧嘩への対応など…。

パパのミルクはこの方法

母親と父親の家事・育児のやり方の小さな違い「ダイバーシティー」。身近に子どもに見せていくことで、父親と母親は感じ方や考え方が違う“ひとりの人”なんだと知ります。
そして自分と、たとえ親子であっても他者とは物事の捉え方や感じ方が違っているものだと体感できるようになることは大切です。子ども自身も自分の価値観や生き方を認めてもらってこそ、他者の生き方を尊重できるようになります。子どもはいろいろな価値観ややり方があることを知るからこそ、自分や他者を認めたりすることができるのです。その後の園や学校での集団生活がしやすくなるというものです。

もちろん子育て方針などは夫婦でしっかり話し合って大まかな方向性を整えていくのは大切なことです。目指すものまでのプロセスの違いはいろいろ有った方が人としての幅を拡げてくれます。

「間違っている」と攻めるのではなく「違っているだけ」と捉える心がけにしていきませんか?

<気づいたときが 変わりどき>ですよ。

【コラム執筆者】
赤松邦子

1959年生まれ 孫二人
NPO法人パパちから応援隊代表
奈良県こども子育て応援県民会議 会長
なら子育て応援団 団長
2010年 母子保健奨励賞
2019年 あしたの奈良 表彰

>>プロフィール:HISTORY

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