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【子育てコラム】敬老の日と子育て

2022年10月1日

皆様はご両親はご健在でしょうか?

私は現在、王寺町にある達磨寺というお寺の横で喫茶業を営んでおります。

妻はエッセンシャルワーカーとしてキャリアを積んでいます。

子どもは娘が13歳の中学一年生。

共働きで3人家族という、現代の日本の家庭の代表、みたいな感じです(奈良県は少ないかもしれません)。

それに加えて私の両親は健在で約2年前に私の住む町の近くに住むことになった、ちょっと特殊なスタイルです。

実際問題、生活になんの不満もございません。

別にお金持ちでもございません。

色々と今満ち足りている状態ではあります。

ですので、子育ても勿論やりやすいです。

環境を作ればとか、もう少しお金があったらとか、思うと思います。

私も昔は思っていました。ある程度。

しかしながら、サラリーマンを辞め収入自体は激減する訳です。よっぽど始めた喫茶業がうまくいっていれば別ですが、それは難しいわけでして。

ですが、子どもと過ごす時間が増え、家族と過ごす時間が持て、それがとてつもなく幸福な時間と気づいたのが、先日の「敬老の日」でした。

子どもは私の両親に自作のプレゼントを作る。

私は両親が喜びそうな所にみんなで行く計画を立てる。

そして当日遂行する。

ただそれだけ。

別に高級なものを食べに行ったわけでもなく、高級なものをプレゼントしたわけでもない。

ありふれた日常を過ごした。

それが、すごく幸福でした。

大事な事は、環境を変える事(ステータスを上げる事)が幸福への道であると考えずに、環境に合わせる事(あるときはステータスを下げる時もある)が出来た時に幸福と感じる事ではないでしょうか。

一見簡単そうに聞こえますが、中々難しいですよね。

私もこの考え方が出来るまで相当時間がかかりました。

そして今も現在進行形で私の思考は変換中であります。

世の中の多くの価値ははまだまだもちろん資本主義です。

私も贅沢は嫌いではありません。むしろ好きなタイプの浪費家でした。

しかし自分で事業をすると、お金の仕組みを自然と学ぶ事になります。

すると良いも悪いもありますが、それは今まで見えていなかったものが見えます。

それにより私の人生は変わりましたが、実は、子どもの人生はたったの13年目という事が見えました。

私は、子どものこれからをどう生きる、どんな人生かを送るのか、を見れるのがとても楽しみです。

子育とは、自分の人生とは別の人生、子どもの人生なんだと思うか思えないかのものだと思います。

親が子どもに出来る事は思っているよりも実は少ないのではと考える、私が親から受けた子育てとは、と思い馳せ、「敬老の日」を3世代で過ごした日にしみじみと感じたことを記しました。

【コラム執筆者】
今井 匡

1979年 香川県で産まれ、10歳まで過ごし20歳まで広島県で過ごし、そして満を持して奈良県に上陸。身についた特技は特になく、カメレオンのように過ごし、雪丸茶屋の店主となる

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