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【子育てコラム】五感を育てて 脳に刺激を

2022年12月1日

リンゴで五感を 

平群町在住の赤松邦子です。使命感のあるおせっかいの子育て支援活動を始めて25年が過ぎました。

五感とは「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の5つの感覚のことです。五感は日常生活の中でさまざまな刺激を受けることによって発達していき、どんどん研ぎ澄まされていきます。五感を育むと、脳を発達させるといわれています。脳の発達とは知能だけではなく、豊かな感情の発達をもさします。そのためには幼い時期から五感への刺激を楽しむことが必要です。



五感を育てるって?

子どもとどうやって遊べばいいのかわからない、というパパやママ。ついテレビや習い事に頼りがち。特別なことをしなくても日常生活の中で五感を鍛えるためにできることもたくさんあります。それを紹介しますね。

リンゴで育てる五感

リンゴを子どもに食べさせようとするとき、どんなことを思っていますか?「お菓子よりいいかな」「ビタミン補給」「整腸のため」など親の思いはいろいろですね。
私は自分の子育ての日常生活の中で意識してきたことは「五感を育てる」関わりでした。


いい匂い

例えばリンゴを食べるときも
・剥く前のリンゴを見せて 視覚 「赤いリンゴ」「ボールみたいね」
・持たせて触って 触覚 「重いね」「ツルツルしてる」「ザラザラしてる」「ツンツン、ツノが生えてるね」
・目の前で皮を剥きながら(あえて皮むきを見せました)「白い実が出てきた」「黒い種も見えた」
・鼻に寄せて 嗅覚 「いい匂いだね」
・噛んだときの音や味にも注目 「シャリシャリ音がするね」 聴覚 「酸っぱ~い」味覚

と、こんなふうに言葉をかけたり、子どもの発する言葉を受け入れたりの会話をしながら五感を意識させてきました。

そうそう、子育てを始めた35年位前の新聞の4コマ漫画を思い出しました。食卓に家族が揃い手を合わせて「いただきます!」各自のお皿には丸い小さな物が2個。それをつまんで口に入れる。「ごちそうさまでした」と再度手を合わせて食事が終わるのです。当時は、そんなぁ・・と苦笑いをしていたけれど、今では笑えない、それに近い実状もあります。レトルト食品、ワンプレート料理、サプリメント、個食。百歩譲って食事は生きていくための簡単&時短栄養カロリー摂取と捉えれば、これも有りかもしれません。食事って、それだけのことでしょうか。食事を作る、食べることは五感を育てる日常の行為です。

<気づいたときが 変わりどき>ですよ。

【コラム執筆者】
赤松邦子

1959年生まれ 孫二人
NPO法人パパちから応援隊代表
奈良県こども子育て応援県民会議 会長
なら子育て応援団 団長
2010年 母子保健奨励賞
2019年 あしたの奈良 表彰

>>プロフィール:HISTORY

>>NPO法人パパちから応援隊HP

>> Instagram:@kuniko_akamatsu

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