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【子育てコラム】幸せDNA=子育て

2023年1月1日

「子育て」という言葉に何か意味があるのかを哲学っぽく考えます。

まず、自分自身は勿論、突然わいて出てきた存在ではなく、母という人間から生まれた生命体で、その母や父、祖父母、近隣の人達、学校、友人、社会性があり、それにより自身が何者であるかを確認しながら、進化してきた人間です。

何を言っているのかと言いますと、この進化をしてきた中で一般的に理解されている「子育て」 というのはどの区間の事を言うのか。

それは、育児期間の事なのか。

それとも成人と言われる年齢に達した時期なのか。

はたまた親以外から受けた「愛情」は「子育て」だったのか。

考えれば考えるほどに、とても複雑です。

しかし、これが人類にとっては、科学革命よりも、農業革命よりも、ホモサピエンスとして君臨することとなった「認知革命」以前から存在していた、子孫という感覚、それが「子育て」であるという事です。

人が幸せに感じる、感覚は何?

と問われたら、私は間違いなく即答で「子育て」と言います。

それぐらい「子育て」は私の「幸せDNA」を刺激するものであり、自身が進化し妻と子どもとの生活の中でも「子育て」が正にどんどんと育っていく感覚になりました。

子どもがいない家族は?という疑問にも「子育て」には答えがあります。

それは社会性の部分で切り取れば得られます。

他者に指導したりすればそれは他者に愛情を注ぐ事、例えば独身の上司が部下に対する指導は正に教育です。

その上司が『指導や教育はイコール「子育て」では無い』という意見も勿論ご自由にお持ちください。

私の提唱する「子育て」理論にはなんら影響はありません。

どういう事かと言うと、上司は自身の昇給やサラリーの為、自身の資本の為にやっていると思っていても、受け取る側が、それを承知で上司に「育てて頂いた」と思われたのならば、これは人類学的にも大いに利害関係が一致しているので、独身の上司はちゃんと子育てをしたことになります。

つまり私が提唱する子育てとは、「子育て」を享受できた者が感じる事が出来る「幸せDNA」あるという事です。

私自身は、この「幸せDNA」を過去から現在もそう、受け続ける事によって「幸福」を感じまたその「幸福」を子どもや他の人たちに伝えていき、その中の幾人かが、「なるほど」と感じて頂いたりすることがあるだろうと思い、さらにそれが自分の内なる自尊心を安定さて、その安定している状態を顧みて「よし、この調子!」と思うと自己肯定感が高まり、ここに存在して良いんだと思い進化している人間です。

正に今、この文章を書いて、これを稀有な人に読まれて「なるほど」と思ってもらえると考えると、私の「幸せDNA」の勃興は止まりません。

【コラム執筆者】
今井 匡

1979年 香川県で産まれ、10歳まで過ごし20歳まで広島県で過ごし、そして満を持して奈良県に上陸。身についた特技は特になく、カメレオンのように過ごし、雪丸茶屋の店主となる

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