【子育てコラム】親子で手ごねパン作り
2023年1月1日
奈良県天理市で、お出汁の味をお届けしたくて、お出汁クッキーを焼いています。菓子工房「癒の菓」代表のお出汁パティシエの松川志乃です。4月から、「親子で楽しむクッキング」をテーマに、お届けしています。
12月は、>> 「だし醤油」をご紹介させていただきました。作ってみた方はおられましたでしょうか?だし醤油つくりのあとの出し殻(昆布、かつを節、干し椎茸)も活用の幅が広くて、重宝するんですよ!ご興味のあるかたは、ぜひ、レッスンもしていますので、お気軽にお問合せください。
さて、この記事をかいているのは、12月。師走でなにかとバタバタしておりますが、初めての「オンラインクッキング」を開催したり、リクエストいただいた「親子パン教室」も開催させていただきました。予防医学を学んだ私は、このごろは、出汁を土台としたお料理に加え、発酵食品、食薬や薬膳といった食養生的な考え方もとりいれるようになりました。
12月のオンラインクッキングでは、麹調味料の活用から、腸内環境を調えるお食事についてもお話しさせていただきました。「すごく貴重なお話を聞かせていただきました。」「どのメニューも作ってみたいものでした。」などの嬉しいご感想もいただき、定期開催に向けて準備をすすめているところです。
また、親子パン教室では、当店大人気の昆布パンと、りんごの甘煮の入ったりんごパン、2種類作っていただきました。小さなお子様たちのお手々で、パン生地をこねてもらったのですが、生地がまとまるまで、生地が手にまとわりついて、ちょっと苦手な子がいたり、ベタベタになった手を喜んでいる子がいたり、すごく賑やかでした。
お子様の手って温かいですよね。こねている時に温かい手によって生地温度が上昇してくると、生地がだれてきたりします。でも、寒い時期でも、生地のこねあげ温度が低くならないのがいいところ。こねている間に生地が冷えてしまうと、イーストの働きが鈍くなるので、ふわっとした柔らかいパンにならないのです。
みんな積極的に生地をこねて、発酵を待って、丸めて、発酵を待って、オーブン焼成!
焼き立てのパンの香りが部屋中に広がり、子どもたちも大喜びでパンをほおばっていました。今回パンにそえたのは、野菜と塩麴のスープ。昆布水も使って、旨味たっぷりのスープになりました。昆布には、「アルギン酸」と「フコイダン」といった水溶性食物繊維がたっぷり。これらの水溶性食物繊維は、大腸がん、高血圧、脳卒中、肥満などの生活習慣病や現代病の予防に役立つとされています。
また、日本人に不足しがちなミネラルも豊富なので、小さなお子様には、素材の味が楽しめる、体に優しいスープを味わっていただきたいですね。お子様たちもみんな、完食でした。
「お正月、お餅に飽きたころに、パンをつくろうかな。」参加者のお母さんがお話しされてました。冬は寒くてひきこもりがち。お部屋を暖かくして、お子さんと手ごねパン作りを楽しむのもいいでいすね♡
【コラム執筆者】
松川 志乃
2017年開業より、お出汁クッキーはじめ、素材にこだわった焼菓子、甘酒チーズケーキ等の販売。料理教室主宰。委託販売先:天理コフフンショップ、珈琲工場(木津川市)
>> 通販サイト: 菓子工房 癒の菓
>> HP:お出汁でつくるお菓子 – 菓子工房 癒の菓
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