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【子育てコラム】手を汚そう

2023年2月1日

僕には3歳の娘と1歳半の息子がいます。2人とも様々な物に興味津々で遊ぶのも大好きで、すぐにあれやこれや手にとって触ってみようとする時期です。なので、子どもの机にはいつも外から拾って来たどんぐりやお花、豆や種や石などが置かれています。床には様々なおもちゃが常にばら撒かれていて、食後の食卓もソースや米粒、噛みきれなかった野菜などあちこちに捨てられています。

最初は僕が家を綺麗に保とうと意識して、汚しそうな事をしたら止めに入っていました。手で食べているの見ると注意してフォークで食べさせたり、家の中に石を持ってこようとするのを止めたりしていました。
ですが、子育てをする中である事に気付かされました。

「子どもは手を汚して遊ぶ方が、ご飯や泥や外の雑草など手で観察して体験できる方が子どもの成長を促してくれる」ということです。

ほどほどに汚い環境にいる方が子どもの冒険心に繋がったり、想像力にもいい影響を与えてくれると実感しています。また、綺麗な環境にながくいると様々な菌に触れることができず、免疫力も低下してしまう事に気付きました。

もちろん加減も大事で、子どもが絶対に手に取ったり触れたりしない方がいい物もあります。ですが、子どもが興味を持って手に取りたがる物の大半は危険な物ではなくて、親が止めたがる理由は安全面に直接関係なく、「汚れてほしくないから・後片付けしたくないから」じゃないかなと思っています。

僕もそうです。床に転がっているどんぐりを毎日拾いたくないし、パスタソースまみれになった服を洗ったり、汚れた手や机などをできれば拭きたくないです。子どもが最初から綺麗なものだけに触れて、食べ物もきっちりフォークとスプーンで食べてくれたら親は楽です。ですが、綺麗な環境を保とうとして子どもに制限をかけてしまうと、大事な学びが出来なくなる事もあります。

子どもの安全を確保しながら沢山の学びを与えてあげるバランスは難しいですが、子どもが手を汚すのは悪い事ではないと頭の片隅に置いときながら沢山の経験をさせてあげてください。

【コラム執筆者】
David Rohrer
(ローラー デイビッド)

日本生まれ・育ちアメリカ人。国際教育でバイリンガル・バイカルチュラルに育つ。約10年間、英会話スクールやALT、国際学校や個人レッスンなどを通して教師として活動。只今はフリーランスでオンライン英会話レッスン、翻訳、子ども向けイベントを主催。

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