【子育てコラム】ふとした瞬間の成長
2023年2月1日
こんにちは!
ミシンの先生のけんたろう先生です。
>> 前回のコラムでは「変わり続けること・・・」をテーマに私が好きなデザイナーの一人であもる、ミナペルホネンのデザイナー皆川 明さんのお言葉をお借りして、自身や子どもの「好き」との向き合い方についてご紹介させていただきました。
さて今回のテーマは「ふとした瞬間の成長」です。
家庭の中で子どもとは毎日時間を過ごしているので、なかなか小さな成長には気付きにくいものですよね。
私は子どもの洋裁教室を運営しつつ、洋服を作る縫製士としてもミシンに乗る日々を過ごしております。
私の息子は現在小学5年生で物心がついたときからミシンがある生活が当たり前な環境で育った少年で、もちろん学校に持っていく雑巾は自分で作る!そんな家庭です。
家業や自分の働いている姿を子どもが見れる環境だと、気持ちのどこかで「継がせたいな…」「いつかは興味を持ってもらいたいな…」などを考えることがあるかと思います。
でも、子どもの人生はその本人の為の人生なので、私も無理に仕事を手伝わせたり、強要などはしないように心がけています。
が、つい最近嬉しい出来事がありました。
縫製士としての仕事が忙しく息子に「今日は仕事で帰るのが遅くなりそう」と伝えると、いつもなら「分かった」の一言だったのが「ミシンに乗るの手伝おうか?」と…
息子は何気なく言った一言かもしれませんが、その一言は今までの”親と子”の会話とはちょっとニュアンスが違って、すごく逞しさを感じる一言でした。
この一言で「息子も成長してるんだな〜」と改めて感じることができました。
普段はついつい怒りがちになったり、毎日の成長を感じにくいものですが、
子どもは子どもなりに。ときに大人を遥かに超えるような成長を繰り返しています。
その成長は本当にふとした瞬間に訪れます。
逃さないように心の余裕を持ちつつ、子ども達に負けないように私達大人も成長することを楽しみながら、小さなチャレンジからはじめてみてはいかがですか?
【コラム執筆者】
鎌田健太郎
洋服のお直し業を経て、2016年株式会社ヴァレイ(縫製工場)へ入社
社内事業として「子ども洋裁教室」を立ち上げ、2021年に事業を法人化
現在、全国に10教室160名の生徒が在籍
その他全国各地にてミシンワークショップを随時開催中
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