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【子育てコラム】妻のイラッ 夫のモヤモヤ

2023年2月1日

ママの視線を感じず リラックス

平群町在住の赤松邦子です。使命感のあるおせっかいの子育て支援活動を始めて25年が過ぎました。



妻のイラッ 

家事・育児に関して、夫から言われる妻が一番ムカつく言葉は「手伝おうか?」だとか。夫たちは「えっ!? 何がダメなの?妻へのねぎらい愛情表現なのに」と驚くばかり。

セミナーで出会うママたちは不満を口々にしゃべるしゃべる・・・

「手伝うとは主体的でない。家事・育児についてはサブ的な手伝い感覚でいる」
「状況を察して言わなくても自ら考えて動いてよ」
「頼んだところで、直ぐに動いてくれない」
「料理をしてくれても、お金は使うしキッチンは汚すし」
「ゴミ出ししているとイバッてるけど、私が分別した袋を家から外へ移動させるだけ」
「子どもができて生活の仕方を変えざるを得ないのに、夫の生活は何も変わっていない」・・・。



夫のモヤモヤ

一方、パパだって何だかモヤモヤしています。誰かが口火を切れば苦笑いと共感のうなずきの嵐。

「家事育児、ダメ出しをくらってヘコむ」
「自分で考えてやったら、やり方が違うと非難される」
「うまくできれば要求のハードルがどんどん上げられる」
「子どもとのお風呂タイムが、ママの視線を気にせずリラックスできる」
「妻の機嫌がどうであるかいつもドキドキしている」
「妻はいつも不満顔でキツイ言い方」
「外で仕事をしてきて、帰宅したら家事育児もやって自分の時間なんて取れない。」
「スマホの画面を見ようものなら、今それ要る?と言われる」
「子どもが生まれた直後から妻がイライラ全開で…。出産前のおだやかな彼女はどこへ消えたの?」
「反発して言い返したら5倍返し」

思わず笑ってしまいますが、パパにとっては切実。「これって僕、うちだけ?」と思いながらも、家庭や夫婦の不満は口外しない男性が多いようです。安心して吐露できる機会はなかなか無いようですね。
ところが今のパパは少し違ってきて、同じ思いをしている人の話を聴いたり、自分の体験を語ったりする場を求めていることがわかります。これは私たちの世代からみると家事や育児に関わる夫が増えて、だからこそ出てくるモヤモヤだと捉えています。『パパ友』が欲しいとはっきり言われる方もいますよ。

だからこそ私はパパたちが安心して悩みを出し合ったり、他のパパの様子を見聞きしたりして、より良いパートナーシップとしての『パパ力(りょく)』『夫力(りょく)』をアップさせていくためのお手伝いをしています。

また夫婦関係だけでなく子どもにとっても『ママの地雷避け作戦』だけでは良い子育ち環境とは言えません。
親も子も言いたいことも言わない『我慢力』『黙秘力』ばかりでは健康に良くないですよね。

<気づいたときが 変わりどき>です。

【コラム執筆者】
赤松邦子

1959年生まれ 孫二人
NPO法人パパちから応援隊代表
奈良県こども子育て応援県民会議 会長
なら子育て応援団 団長
2010年 母子保健奨励賞
2019年 あしたの奈良 表彰

>>プロフィール:HISTORY

>>NPO法人パパちから応援隊HP
>> Instagram:@kuniko_akamatsu

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