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【子育てコラム】昔々の子育て

2023年4月1日

昔々、子育てという概念が無かった時代があった事をご存知でしょうか?
私は最近知った事なのですが、とても驚きました。
子育てという概念が何故無かったのかというと、昔は多産多死だったので子どもに愛情を注ぐ時間も無ければ、一人一人と向き合う暇もない。
極端な話しに聞こえるのですが事実、犬や猫といったペット感覚だったそうです。

全く想像したことがありませんでした。

労働力や戦力、子どもを産む、そういった能力が身につくまで、名前すら無かった時代もあったほど、今との乖離がすごい。

もしそれらの過去の時代に生まれていたらと思ったら、今の感覚では耐え難い毎日だったと思います。

ただ、私が思うのは今と昔を比べて、今の時代に生まれて良かったです的な事が言いたいわけではなく、私が言いたいことは子育ての歴史はまだまだ始まったばかりなので、皆さんでこれから作っていく物。

例えばよく子育てで失敗したり、悩んだり、子どもの事がわからないなど、いったいどうすればいいの、と日々思っていることかと思います。

いや、その失敗こそが大事な「子育ての歴史」なんです。

いくつもの失敗を蓄積しないと、歴史に残る「成功」はない。

子育ての歴史が短いのなら、皆さんの失敗体験をどんどん公開していき、それをデータとして蓄積していけば何年後、何百年後にもしかしたら「近代から令和の子育て」という文献が出来た時、皆さんの行動は、とても役に立つことでしょう。

しかしながら、失敗体験は蓄積していきますが、成功体験というのは蓄積されません。もし成功体験をお持ちの人は、それは一過性の出来事と割り切ってしまわないと間違った認識のまま、子育てをしてしまいます。

それは、子育ての歴史、教育の歴史、その「子ども」という概念の蓄積がまだまだ少ない今は、再三言っていますが、失敗した事を貯めれるBOXをひたすら作る事に全力を尽くすことが一番だと思います。

何百年後には、その失敗BOXというのは「素晴らしき知識、知恵、工夫」の礎となるでしょう。

これまでの他の歴史がそうだっだように。

幸い、何度も言いますが子育ての歴史は短いのです。

是非日々のマインドセットに「今日の失敗は歴史に刻まれる」と思い、思いっきり子どもと接して失敗して生きましょう。

もちろん私の座右の銘は「失敗は成功のもと」です。

【コラム執筆者】
今井 匡

1979年 香川県で産まれ、10歳まで過ごし20歳まで広島県で過ごし、そして満を持して奈良県に上陸。身についた特技は特になく、カメレオンのように過ごし、雪丸茶屋の店主となる

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