子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」

子育て情報も配信!奈良のタウン情報アプリ「ぱーぷる」

  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 App Store
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 Google play
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 instagram
  • 子どもたちの未来へつなげ「ぱーぷるmirai」 Facebook

【子育てコラム】子どもにとって絵本とは

2023年8月28日

こんにちは。いずぴー先生こと泉尾です。
保育士として約10年勤務し、現在は体操の先生として日頃から子ども達と関わっています。

みなさんはお子さんに絵本を読んでいますか?
私は保育士のお仕事でたくさんの子どもたちに絵本の読み聞かせをしました。体操教室の中でも、気持ちのクールダウンをするため絵本の読み聞かせをすることもあります。保育所でも体操教室でも、色々なお子様がおられます。

・集中力が欠けてしまう子
・落ち着きのない子
・遊びが持続しない子

しかし「絵本が始まるよ!!」の声を聞くとそういった子どももすぐに集まり、「今日はどんな絵本かな?」と目をキラキラさせながら期待を膨らませています。
上記のようなお子様でも、割りと最初から最後までしっかりと聞き、絵本の内容を理解出来るくらい集中してくれます。すなわち子どもたちは絵本の世界に入り、夢中になっているのです。

【「絵本の読み聞かせ」は何故良い?】

①感情が豊かになる
②集中力が上がる
③言語の獲得に繋がる
④想像力を育む

以上のようなさまざまな効果が期待できます。
ただ保護者の方もどんな風に読めばいいのかわからない、どんな絵本を読んであげたらいいのかわからない、という方もおられます。中には保護者の方が「絵本を読むこと自体」が恥ずかしい、など読むことに対しての抵抗を感じているという話も聞いたことがあります。

【絵本を読み聞かせる時のコツ】

①年齢に沿った絵本選び
・乳児期(0~2歳頃):内容や言葉が繰り返される、オノマトペ(ドンドン、ガチャガチャ、ビュンなど)がたくさんある絵本を選びましょう。
・幼児期(3~5歳頃):ストーリー性のある物語のある絵本を選びましょう。

②ゆっくり読みすぎないこと
・言葉が理解できる子や文字が読める年齢になるとゆっくり読んでしまうことで逆に集中力が欠け、退屈してしまいます。とはいえ早く読みすぎることもNGです。

③アドリブをいれすぎないこと
・オリジナルで読んでもいいのですが、絵本に書いてある言葉通りに読んであげてください。場面によって強弱や言葉の抑揚は必要ですが、あまりアドリブを入れてしまうと、逆に子ども達の集中力が欠けてしまう事があります。

④「多読」にこだわる必要なし
色々な絵本を読む「多読」よりも、同じ絵本を繰り返し読むことでも、違った感情が生まれたり、語彙力がアップします。

言葉を覚えるには繰り返しが大切です。同じ言葉を何度も何度も聞くことで言葉の獲得に繋がります。私の子どもも小さい時に「絵本読んでー!」と持って来る絵本はいつも同じ、お気に入りの絵本ばかりでした。

実は子どもは展開や結末を知っているからこそ読みたいのです。なぜなら子どもは繰り返しの中で心の満足を得られるからです。次の展開を「予想」 することを楽しみ、その「予想」を「的中」させ、自己肯定感を得ようとしているのです。

子どもは絵本が大好きです。保護者の方とのコミュニケーションが取れたり、情緒の安定にも繋がります。お仕事や育児など日々お忙しい中で毎日となると難しいかもしれませんが、寝る前に1冊読むなど毎日のルーティーンになるといいかもしれませんね。

参考:いつも同じ絵本で大丈夫?繰り返し読み聞かせることの大切さ|読み聞かせ教室|ブレーメン (bre-men.co.jp)

【コラム執筆者】
泉尾成紀

保育士として約10年間勤務→わんぱくキッズ体操教室(株式会社codomo)に入社。
わんぱく体操教室の講師として子どもの未来を広げる活動実施中

前のコラム
>>【子育てコラム】身近なものでクラフトを楽しもう!
次のコラム
>>【子育てコラム】親が小学校で遊ぶとおこる3つのいいこと