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【子育てコラム】正直な気持ちを蓋(ふた)しない

2023年10月9日

先日、スーパーで駄々をこねているお子さんを見かけました。翌日も違う場所でママのすぐ横でギャン泣きのお子さんを見ました。どちらも親御さんの対応がクールだったのを覚えています。

ママえらいなぁと思うよりも、むしろ、公衆の面前だろうが感情的になってお子さんを怒っている方が自然なんじゃないかな?と思いました。どうしてそんなに冷静でいられるのだろう?クールに装う親御さんの本音の部分はどうなんだろう?と想像もしていました。

本当は駄々をこねるお子さんにイライラして声を上げてしまうのを我慢しているのか、これは子どもの成長だと悟っているのか、ご自分の信念をもって一貫した態度をとっているのか、家庭の方針を貫いているのか、他にもクールな対応の理由はあるのだろうと思いましたが、あの頃の私なら「泣きたいのはこっちよ!」と子どもの態度にものすごく感情を揺さぶられていたことを思い出します。

“怒ってはいけない”とか、“子どもは褒めて育てるべき”とか、そんなことを思えば思うほど自分の正直な感情に蓋をしてしまうのではないでしょうか?

お子さんが駄々をこねたり、ぐずったり、ギャンギャン泣くこと自体、年齢に伴う成長として問題ないことなのですが、その状況に対して親御さん自身がどんな感情・気持ちを抱いているかが大事で、ネガティブな感情に蓋をしてしまうことが、親御さんの気持ちの面での苦しい状況をつくってしまうように感じます。
かといって、大声で怒鳴り散らせと言っているのではありません。

「嫌な気持ちが湧いてきたね」「子どもが言うこときかなくて腹が立つね」など湧いてきた感情を否定せず、やさしく受け止めてみてください。ネガティブな気持ちだろうと関係なく、全部を肯定するんです。

人は一日に4~6万回自分と対話しています。「ダメダメ!こんなこと思っちゃダメ!」と否定するのではなく、「こんな風に思っているんだね」とマイナスの感情に寄り添うことばを自分にかけてあげてください。

自分の感情とうまく付き合うことで、自分自身を肯定できます。子育て中のあなたの自己肯定感が高まっていくんです。そしてそれはお子さんの自己肯定感を高めることにつながります♪

今回の絵本はこちら



『しろくまちゃんぱんかいに』
わかやまけん (こぐま社)

お買い物にお母さんと一緒に出かけたしろくまちゃん。大きなケーキを見て買ってほしいと言うけれど買ってもらえなくて・・。帰りに公園ですべり台を滑って機嫌を取り戻して「すべりだいだいすき」としろくまちゃん。お母さんは「もういいでしょ、早く帰りましょう」ときっと心の中で思ってる!と読んでいて思いました(笑)
この絵本のお母さんのしろくまちゃんへの寄り添い方も、絵本を読んでいくうちに自然に身につくかもしれませんね♪

絵本は優秀な育児書です♪楽しく楽に読んで、吸収力抜群なお子さんの脳と心を育ててあげてください。お子さんの脳と心が育つ絵本の読み聞かせをお伝えする『心が育つIQ絵本講座』。詳しくはプロフィールをご覧下さい。

【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季

大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中

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