【子育てコラム】子どもが一人歩きをするときに大人ができること
2023年11月6日
こんにちは、アートコミュニティもりのいりぐち主宰の森野ゆかりです。
いつもはアートにまつわる話が多めですが、
今回は子どもの安全見守りについておはなしをしてみます。
だっこ紐で抱っこして。ベビーカーに乗せて。手をつなぎながら。。。と成長につれて子どもと出歩く手段は変化していきますが、小学校に入学するととたんにひとりで出歩くようになります。
登下校、習い事、友だちとあそぶ、など。。。
我が家の子どもたちは現在小学6年と4年です。
4年の妹には年長のころ、特に危険について話をしました。
道すがら、いろんなシミレーションをします。
王道の
・お菓子買ってあげるよ
に始まり、
・お母さんが事故になったんだって、病院に連れて行ってあげるよ
・犬が車の下に逃げちゃったんだ、助けてくれないかな
などなど。さらには帰宅後に不審者に遭遇した報告をするという練習もした覚えがあります。不審者のみならず事故にも気を付けるよう伝えました。
しかしながらどんなに練習や危険を伝えたとしても、悪いことが起きる時には起きる。
でも、何事もなく無事に日々帰ってくるよう祈りも込めて親というのは「いってらっしゃい」の声掛けをします。子どもたちが一人で出かけるときにはそんなふうにある種の覚悟をして送り出しているような気がしています。
ところで。
私が住んでいるところでは、地域の方が児童を見守ってくださっています。時に旗振り、時に自転車や青パトで。
そんな地域の目が本当にありがたいなと感じていますが、見守ってくださっている方々は子育ても終わり、お仕事もリタイヤなさっているご高齢者です。
雨の日や炎天下など、自転車に乗るのも危ないと感じることもあります。
PTAとしても下校見守り当番や登校の付き添いを推奨したりと「それぞれにできること」で子どもたちを守る活動をしています。
地域やPTAの活動を知り触れることで、もっと自分のペースでできることはないかと考えました。係や順番は関係なく子ども達の安全を見守りたい。
そこで、朝の旗振りをしてみることにしました。
娘とともに登校してそのままベストを着用し、旗をもって、地域の交通危険個所で見守ります。
それを始めたのが今年の4月。今コラムを書いているのが10月の末なので、約半年ほど続けていることになります。
はじめはひとりでしたが、今は旗振り仲間も三人に増えました。
そして、嬉しいことに「おはよう」「いってらっしゃい」の声掛けにあいさつを返してくれる子が増えてきました。「今日は遠足どこいくの?」と聞くと「動物園だよー」と返してくれたり、「これみて!」と差し出した手の上のダンゴムシを見せてくれたり。
大人の方も「おはようございます、ご苦労さまです」と声をかけてくださいます。
知っている人をひとりでも増やすことが不審者や事故の抑止力のひとつになると感じています。旗振りはハードルが高いかもしれませんが、お子さまが小学校に上がられたら、お時間のあるときには付き添い登校やお迎えをしていただけたらなと思います。
安全見守りは当然のことながら、お子さんの交友関係や学校での様子が垣間見られますよ。
【もりのいりぐちで羽休め:参加者募集中】
活動日:主に第2・第4水曜日の10:00~12:00
対象:学校に行きにくさを感じている小中学生とその保護者
料金:1人2,000円
(ご家族2人3,000円)
会場:アーティスト・イン・レジデンス
『SPACE DEPARTMENT』
奈良市平松1丁目27-12
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(近鉄尼ヶ辻駅徒歩10分)
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【コラム執筆者】
森野ゆかり
東京の広告代理店でデザイナーを経験。写真と似顔絵とデザインが現在の主な仕事。デジタルとアナログをいったりきたりしながら、2人の子どもとアートな暮らしを模索中。
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