【子育てコラム】なぜおやすみ前の読み聞かせがいいの?
2023年12月11日
家事に子育て、お仕事と毎日が超ハード。子どもの寝かせ付けにも一苦労。
一日の疲れがたまっているので「いいかげんに早く寝なさい!」とつい強い口調になってしまうことも。
そんな状態で寝る前の読み聞かせは、結構ハードル高いと感じるかもしれません。
子どもへの読み聞かせはいつやっても良いのですが、『夜寝る前が良い』といわれる理由をご存じですか?
子どもに絵本の読み聞かせをしていなかった頃は、自分の一日の疲れをぶつけるように「早く寝なさい!」と怒っていました。泣き疲れて眠る息子の寝顔に「ごめんなさい」と謝ってばかり。そうやって懺悔しているのに、また次の夜も怒って寝かせてしまうという悪循環。断ち切りたいのにどうすることもできませんでした。息子のかんしゃくにも悩んでいて、ずっとイライラしっぱなしの毎日でした。
そんな悩みを抱えている頃に絵本の読み聞かせが良いと知り、絵本子育てがスタート。
読み聞かせは夜寝る前が一番効果的と教わり、毎晩欠かさず読むようになりました。するとふしぎなことが起こったのです。
息子のかんしゃくが治ったのです。朝はぐずぐずいってなかなか起きなかったのに、比較的すんなり起きて幼稚園の準備もスムーズになりました。ニコニコ笑顔も親子で増えていきました。
一体何が起きていたのでしょう?
実は6歳未満の子どもの脳は、イメージや感覚や感情を司る右脳が優位で、絵本を読んであげるとその世界の中をまるで本当の出来事のように体験できるのです。
絵本はハッピーストーリーやサクセスストーリーなど心が温まるお話しが多く、嬉しい・楽しいなどの満たされた気持ちを増幅してくれます。しかも大好きなママ・パパに読んでもらうので、安心感・幸せ感はこのうえありません!
その極上の幸福感の中、眠りにつくのです。
寝る直前の感情は寝ている間に増幅されます。「早く寝なさい!」と怒って寝かしつけしていては、悲しい・イヤだ・ツラいなどの負の感情を増幅させてしまっていたんですよね。そりゃあ、かんしゃくも治りませんよね。
ぜひ極上の幸福感を抱いて眠りにつかせてあげてください。
ハードル高くない、楽に楽しく読める絵本の読み聞かせポイントは
① ゆっくり読まない
② 声色を変えない
③ 読んだあと褒める
たったこれだけです♪ぜひこの読み方を試してみて下さいね♪
お子さんだけでなく親御さんも、ニコニコ笑顔で元気いっぱいの朝が迎えられますように。
今日一日がんばった自分の体に声をかけて、心地よい気分で眠れる絵本
『おやすみ、ぼく』
アンドリュー・ダッド 文
エマ・クエイ 絵
落合恵子 訳
(クレヨンハウス)
【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季
大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中
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