【子育てコラム】チャレンジできる子どもに育てるには
2024年2月26日
こんにちは。
普段は子ども達に体操指導を行っている、いずぴー先生こと泉尾です。
今回は私達の体操教室に通ってくれている子ども達のことについてお話ししたいと思います。
新しい年を迎え、新年度まであと2か月ほどとなりました。最初は体操教室に参加することに対して泣いたり、できないことにくじけていた子どもたち。こんな言葉もたくさんありました。
「できない」 「無理」 「しんどい」 「やりたくない」 |
特に初めてのことに対して、よく聞く言葉だと思います。やる前から失敗のビジョンを思い描いているため、このような言葉が出るのでしょう。
でもこれって大人も同じですよね?誰もが初めてのことに対して不安を持ったり、マイナスな気持ちになります。私もこのコラムを書く依頼を頂いた時は、不安しかありませんでしたから…
まずは気持ちを受け止める
子どもは経験がないからこそマイナスな言葉が出てくると思っています。
だからこそ、まずは「そうだよね」「怖いよね」「まだ慣れてないもんね」と一旦子どもの気持ちを受け止めてあげて下さい。
そこから「とりあえずやってみたら?」「初めてなんだから失敗していいやん」と背中を押してあげる。
やってみた結果、「無理」と思っていたことができたり、成功に近いカタチまでできるかもしれません。多くの場合は挑戦を繰り返す事で、成功に繋がります。
その成功体験によって自己肯定感が高まり、チャレンジする姿勢へと変わっていきます。
体操教室でのお話で言うと、最初から逆上がりや跳び箱を跳ぶことなんてできません。もちろん鉄棒や跳び箱などできるようになってほしいと願って子ども達と関わっていますが、やる前から「できない」「無理」と自分で答えを決めている子の多くは自己肯定感が低い傾向があります。
是非、お子様の自己肯定感が上がるよう日々接してあげてください。
頑張っている姿を褒める
ついつい大人は子どもに「成功」を求めてしまいがちです。
失敗・成功に関係なく、まずは「頑張ったね」と優しくぎゅっと抱きしめ、頑張った姿を認めてあげてください。不安だった子どもなら救われ、心も安定します。上手くできなかったとしても、頑張った点をたくさん褒めてあげてください。
例えば、私の体操教室で子どもが初めて逆上がりができたとします。多くの場合は逆上がりができた事を褒めると思いますが、私は逆上がりができるようになるまでチャレンジした「努力の過程」を褒めるようにしています。なぜなら、できたことに満足してしまい、次からチャレンジをしなくなってしまうかもしれないからです。
コツコツと諦めずに努力して成功した子どもは達成感を味わい、自己肯定感も上げられます。更に褒めてもらいたいから頑張る、次もやってみよう、という前向きな気持ちに変わると私は思ってます。
何事にもチャレンジする姿勢や強い気持ちを持つ、そんな子ども達を共に育てていきましょう!
【コラム執筆者】
泉尾成紀
保育士として約10年間勤務→わんぱくキッズ体操教室(株式会社codomo)に入社。
わんぱく体操教室の講師として子どもの未来を広げる活動実施中。
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