【子育てコラム】偶然に身をゆだねるアートのすすめ
2024年3月4日
こんにちは、アートコミュニティもりのいりぐち主宰の森野ゆかりです。
>>前回のコラムでご紹介した「折り染めアート」は、もりのいりぐちの定番あそび。丁寧にやってもやらなくても、とっても素敵に仕上がるこのあそび。紙を広げた瞬間の鮮やかな色あいにはいつも感動します。
今回はこちらのあそびをご紹介。3才くらいのお子さんから作業できます。小さなお子さまの場合、染料は食紅をご利用ください。
■用意するもの
・プリンタ用のインクもしくは食紅
・てんぷらの敷き紙
・インクを入れるカップ
・輪ゴム
基本はこちらでOK。お水と余分な水分を吸い取るためのフキンもあると制作が広がります。
■基本のあそび方
<紙を用意する>
①てんぷらの敷き紙をじゃばら折りします。
②長細くなった敷き紙を三角形になるようにさらにじゃばら折りします。
③広がらないように輪ゴムでしばります。
<インクにつけて広げる>
④三角になった敷き紙の3つの角それぞれに好きな色をつけていきます。
⑤輪ゴムをはずします。
⑥ていねいに広げます。
⑦乾かします。アイロンをあてるときれいに仕上がります。
★ワンポイント★
①折り方は「じゃばら+三角」でなくてもいいです。「じゃばら+くるくる」や、「くしゃくしゃ」、「ただ色を乗せてみる(もはや折り染めではないですが)」などきまりなく自由にしても大丈夫です。
②インクを付けた後にお水につけた部分は、色が薄くなったり、色を吸いにくくなります。淡い色合いをたのしむことができます。びしょびしょになるのでフキンを忘れずに。
このようにして出来上がった折り染め。完全に乾いたら折り紙のように発展させられます。
・折り紙としてツルや箱などにして。
・うちわにはりつけて。
・100均などで販売されているオリジナルボールペンキットにつかって。
・オリジナルバッチの素材に。
そのほか、ちょっとしたメモ、張り子や封筒、はし袋など、使い方は無限。
計算していなくてもできあがる素敵なもよう。正解も不正解も、上手も下手もありません。作り方もあそび方も決まりが無いので果てしなく集中してあそびに向き合うことができます。
大人もこどもも、100点や目的やオチを探して窮屈になりがち。そんな時にのびのびとこんなあそびをしてみるのはいかがでしょうか。
【もりのいりぐちで羽休め:参加者募集中】
活動日:主に第2・第4水曜日の10:00~12:00
対象:学校に行きにくさを感じている小中学生とその保護者
料金:1人2,000円(ご家族2人3,000円)
会場:アーティスト・イン・レジデンス
『SPACE DEPARTMENT』
奈良市平松1丁目27-12
>> Googleマップはコチラ!
(近鉄尼ヶ辻駅徒歩10分)
・下記Facebookからもお気軽にお問合せください。
【
コラム執筆者】
森野ゆかり
東京の広告代理店でデザイナーを経験。写真と似顔絵とデザインが現在の主な仕事。デジタルとアナログをいったりきたりしながら、2人の子どもとアートな暮らしを模索中。
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