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【子育てコラム】絵本で高まる人間力

2024年3月11日

よく「どんな絵本を読んだらいいのかわからない」というご相談をお受けします。私は本当にどんな絵本でもOKと思っているのですが、そういう返事だと返って混乱しますよね?

きっと多くの方は、楽しい・嬉しい・面白い・いっぱい笑う・ほっこりするなど、読むとプラスの感情がアップする絵本を読みたくなると思います。私も子どもに読んであげるならそういった絵本を選びたい人です。

逆に、こわい・かなしい・つらい・死を連想させるものは読みたくないと思うかもしれません。もちろんそういった絵本ばかりを読むのはおすすめしませんが、喜怒哀楽の『怒』や『哀』を感じることも大事なことだと思っています。

核家族が大半を占める日本で、幼少期に身近な人の死を体験することはマレだと思います。
大事な人や大切なものがなくなる・いなくなることで感じること。心に残るもの。それはいたみだったりかなしみだったり、不思議な感覚だったりと人それぞれ。
私はそういった感情や感覚が人への思いやりにつながると思っています。

自分が経験した“いたみ・かなしみ”があるからこそ、その感情が解り、相手にやさしくできたり、状況に応じた対応が自然にできたりするのではないでしょうか。
でも実際にそんな経験をしなかったり、避けられるものなら避けたいですものね。

だからこそ、絵本が良いんです♡
絵本が感情の経験のお手伝いをしてくれます♪

6歳までの子どもの脳は右脳が優位です。この右脳はイメージ・感覚・感情をつかさどっています。潜在意識(無意識)に直結しているとも言われます。だから、小さなお子さんに絵本を読んであげると、その絵本の世界を疑似体験できるのです。
日常生活で体験できない体験を、絵本の中でさせてあげてください。

今日は「死」「かなしみ」「さみしさ」を感じるかもしれませんが、やさしさや思いやりを育てるこの絵本をご紹介します。

『じいじのさくら山』

松成真理子
(白泉社)

じいじとちびすけの日常を描く心温まるお話・・と、ひとことで言ってしまうとそうなるのですが、この絵本、私は何回読んでも涙がこぼれるし、初めて読んだときは号泣してしまいました(笑)

読み手である親が泣いてしまってもよいのか? → → → いいんです。親だって人間ですから!
ただ、わざと大げさに感情表現する必要はありません。演技する必要もありません。感情があふれ出るままに読む=自然に読んだらいいんです。絵本を上手に読まなくてもだいじょうぶ!(絵本を楽に楽しく♪子育てに取り入れる絵本講座のご案内は下記プロフィールをご覧ください)

絵本で疑似体験♪絵本から喜怒哀楽すべての感情を味わって、人間力を高めてあげてください♪
さあ今日は何を読みますか?

【コラム執筆者】
(財)絵本未来創造機構 EQ絵本講師® 冨永有季

大学生息子と高校生娘を持つ母。自宅保有絵本約2,000冊。絵本子育てを実践し子どものIQ・EQ値(脳と心)が伸びることを実感。絵本の力でママからhappyに!『心が育つIQ絵本講座』開催中

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