【子育てコラム】発展する「折り染めあそび」アレンジ
2024年9月2日
こんにちは、アートコミュニティもりのいりぐち主宰の森野ゆかりです。
今年の初旬に掲載したコラム「偶然に身をゆだねるアートのすすめ」でご紹介した折り染めあそび。
この夏、新たな発展あそびを見つけましたので今回はそちらをご紹介したいと思います。
■そのまえに前回コラムのおさらい
折りたたんだ紙にインクを染め付け、その紙をひろげると美しいもようが出来上がるというもの。
前回のコラムでは、必要な道具・あそび方・染めた紙のアレンジ方法をお伝えしました。
アレンジの方法として、おりがみとして使う・オリジナルうちわづくり・オリジナルボールペンづくりを例にあげました。
とても簡単にきれいなもようができるため、私の頭のなかにはいつも「折り染めをほかの何かにつかってみたい!」という想いがあります。
そして思いつくとすぐに試してみたくなるのです。
■あそびの発展「カラフルトートバック」
折り染めにつかっているインクはとても発色のよい水性インク。
余分なインクを吸い取るためのフキンやエプロンたちは、きれいに染まっています。
ということは。。。折り染めは布にも転写できるはず!なのです。
★用意するもの
折り染めした紙、シンプルなトートバック、ハサミ、サランラップ、クリアファイル、筆、水、ビンなどのかたいもの
★あそび方
①折り染めした紙を好きな形に切り抜きます。
雲やお花やアルファベット、折り紙のように折りたたんで文様のような形を切り出したり、ランダムな形にしてもかわいいです。
②色うつりを防ぐためにトートバックのなかにクリアファイルをはさみます。
③バックの上に紙をならべ、筆を使って濡らします。
サランラップをかぶせてビンなどのかたいものでたたきつける。すると、インクがきれいに転写されます。
このあそびを子ども達としてみたところ、転写した後にぐちゃぐちゃに丸めたものを押し付けたり、折り染めの紙をそのままバックに貼り付けたい!
という子がいたり、転写する場所がなくなるくらい集中して作業を続けたり。色が混ざり合ってあふれる楽しい空間が出来上がりました。
■あそびの発展「切りくずカード」
切り刻んだあとにできる、大小さまざまな大きさの切りくず。
一つ一つに思い出される情景があり、捨ててしまうのはもったいない気持ちになりました。
それを紙に貼り付けてメッセージカードにアレンジすることにしました。
★用意するもの
折り染めの切りくず、カード、のり
★あそび方
思うままに。思わなないままに。カードの上に紙を貼り付けていきます。
アレンジでスタンプを押したりシールを貼っても素敵な出来上がり。
今回は折り染めへの想いから、あそびの発展として2つのアレンジ方法をご紹介しました。
前回のコラムを読んで折り染めを楽しんでいただけた方は試してみてください。
いつものあそびもほんの少しの気づきで発展していきます。
子どもはそんな発展あそびが大好きで大得意!その気づきを大切にして、身近な人たちの笑顔につなげることができたなら嬉しいものだなと、感じます。
【もりのいりぐちで羽休め:参加者募集中】
活動日:主に第2・第4水曜日の10:00~12:00
対象:学校に行きにくさを感じている小中学生とその保護者
料金:1人2,000円(ご家族2人3,000円)
会場:アーティスト・イン・レジデンス
『SPACE DEPARTMENT』
奈良市平松1丁目27-12
>> Googleマップはコチラ!
(近鉄尼ヶ辻駅徒歩10分)
・下記Facebookからもお気軽にお問合せください。
【
コラム執筆者】
森野ゆかり
東京の広告代理店でデザイナーを経験。写真と似顔絵とデザインが現在の主な仕事。デジタルとアナログをいったりきたりしながら、2人の子どもとアートな暮らしを模索中。
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